漫才;先生

@nabashinogawa

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ボケ·ツッコミ登場


ツッコミ「どうもー」


ボケ「あーすいません、僕らの漫才一見さんお断りしてるんですよー」


ツッコミ「ファンのハードル上げんなわざわざ!すいませんねほんと、どうも天カイザーですお願いしますー」


ボケ「オラっち、あいや間違えた俺この前さ」


ツッコミ「一人称どう間違えてんのよ、で何?」


ボケ「中学の頃の先生に会って来たのよ」


ツッコミ「先生?友達じゃなくて?」


ボケ「先生」


ツッコミ「へー大人になっても会うなんて仲良いじゃん」


ボケ「いやもう僕にとっては恩師ですよ恩師」


ツッコミ「いやいいなそういう関係、俺尊敬できる教師に出会えなかったから」


ボケ「ここに確かな上下関係できちゃったな」


ツッコミ「恩師がいるっていう面ではな、それ以外なら全部勝ててると思ってるから」


ボケ「でも恩師って言っても最初っから仲が良かったわけじゃないんだよ、ある出来事がきっかけでめっちゃ親しくなったんだ」


ツッコミ「へーどんな出来事?」


ボケ「それはそれはある夏のとても暑い日のことでした」


ツッコミ「お遊戯会みてぇ始まり」


ボケ「先生のズボン下ろして仲良くなった」


ツッコミ「飛躍しすぎ飛躍しすぎ、段階踏み殺してる」


ボケ「だから友達と一緒に先生のズボン下ろしたら仲良くなったって言ってんだよ!」


ツッコミ「さっきと言ってることほぼ変わってねーよ、因果関係崩壊してんだよ、なんで先生は人のズボン下ろすクソガキと仲良くしようと思ったわけ?」


ボケ「いや最初はキレてたんだよ、何してんちょるりんが!ってね」


ツッコミ「随分クセの強い方言だな」


ボケ「方言のせいで何言ってんのか分かんなかったからその後も何回かやったのよ」


ツッコミ「方言じゃなくてお前の理解力のせいだろ、つーか言われなくてもやめろよそれは」


ボケ「そしたら先生も段々笑顔になってきてさ」


ツッコミ「嫌な予感がするなぁ…」


ボケ「300回目ぐらいからはついに『今日は下げないのか?』ってソワソワしながら聞いてきたんだよ」


ツッコミ「歪んじゃったよ、恩師の性癖」


ボケ「その様子がバカ面白くてさ、その日から下ろすのをやめてね、どうなるか観察してたら」


ボケ「ついに自分からズボン下ろしてさ!」


ボケ「『焦らさないでくれー!』って叫んでね(笑いながら)、警察に連れてかれるところとかもう、うはwウハハハハハハハwww」


ツッコミ「お前1人の人生狂わせたっていう自覚ある!?」


ボケ「いやwwいやさっwww思い出したらっwwwwwいひひひひひwwwww」


ツッコミ「人間のツラした悪魔だよてめぇ!このゴミクズ人間!」


ボケ「いやさ、先生の出所日もその話で盛り上がってさ」


ツッコミ「喧嘩売ってるようなもんだぞそれ、よく未だに仲良くしてくれんな先生こんなクズと」


ボケ「そりゃ自分の新しい扉を開いてくれた恩人に変な態度はとれないでしょ」


ツッコミ「地獄に繋がる扉だったけどな」


ボケ「なんでそこまで言われなきゃいけないんだよー、当の本人はちゃんと幸せそうだよ、『大変だったんだぞ~』ってデコピンしてさ」


ツッコミ「めちゃくちゃ懐広くて仲良くしてくれてんのか、お前を騙して殺すために演技してんのかの2択だな」


ボケ「前者に決まってんじゃん」


ツッコミ「デコピンの威力は?」


ボケ「頭蓋骨にヒビ入るくらい」


ツッコミ「100%後者だよ!もういいよ、どうもありがとうございましたー」

ボケ·ツッコミお辞儀

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