ごきげんよう、グレアムくんの悲惨な過去、そしてお姉さまの悲惨な運命に涙しました。
でもグレアムくんを、最後の一線を越える直前で躊躇わせたのは、カギ娘ちゃんへの愛だったんですね。
最愛の人、カギ娘ちゃん、そして亡くなったお姉さまが彼の心にかけたブレーキ。
彼はそれで漸く、「人として救われた」のでしょう、けれど。
彼は一瞬でもそんなことを考えてしまった自分自身が赦せなかったのかもしれませんね。最愛の人に相応しくない、騎士として失格だ、そんなことを考えたのか。
悲しい結論にとびついてしまいましたね。
少し整理してみたいのですが、グレアムくんのお話だと、脅迫事件があって、その解決依頼がカギ娘ちゃんに舞い込み、それで復讐を忘れようとしていたグレアムくんが偶然に機会に燃やされた脅迫状(錬金術による人間の石像化)を出した。
ついうことは、全然別の脅迫事件にグレアムくんが乗っかった、と言う事だと思うのですが、合ってますか? 最初の脅迫を誰が始めたのか、ですね(脱出した船長さん?)。
最大にして難問である密室トリックの結末が、こんなに哀しい物語だったなんて。
どうかグレアムくん、最後まで生きて。
そしてカギ娘ちゃんを幸せにしてあげてほしい、それがきっとお姉さまの願いでもある筈だから。
作者からの返信
ごきげんよう、少しでもしのぶ様の心に触れることができたなら嬉しいです。
グレアムくんの過去はホロコーストを生き延びた少年なんかの手記を元に作ってみました。悲惨な過去。でも、周りの誰かに支えられて何とか人でいられた。
騎士としての矜持は保てなかったかもしれないけど、でも彼は人でいられた。カギ娘ちゃんとお姉さんがいたから、かな。後少しのところで踏みとどまれました。
整理していただいた内容で合っています!
・初めに船長がエルメーテ社に脅迫状
・グレアムくん、復讐を忘れようとしていたのにカギ娘ちゃんのところに依頼が来たせいでムーツィオと接近
・グレアムくん、ムーツィオの釈明を聞くべくカードを送る(これが暖炉魔蓄で燃やされる)
・脅迫状の犯人である船長が船を爆破して逃走
・時間がなくなったグレアムくんがムーツィオに銃で迫る
・大広間に連れていき石になっていた人たちを解放
・石になっていた人たちの復讐でムーツィオが石に
・グレアムくん、石になっていた人たちを説得して避難させる
・やっぱり復讐が忘れられず戻ってきたところをコロンブ&カギ娘ちゃんと遭遇する
・一計を案じた結果密室に……。
という流れ。ちょっとややこしくなりましたね。次回を整理する回にしましょう。
グレアムくんは登場時からこういう過去の子だなぁ、と思いながら書いていました。彼はカギ娘ちゃんをワープさせて自分は残りましたが、いかに……。
愛情を知っている分、強くなれるはずですよね。
ちょっと待って…グレアムくんなんも悪くないやん…ええええめっちゃいい青年やんどこまでもええ青年やん、私、いやカギ娘ちゃんが愛すべき青年やん…グレアムくんが銃で脅していた姿を想像しただけでかっこよ…じゃなくて、許されることよ…なんでええ?はやくアイツを戻して(死罪に値しそうだけど)逃げて?カギ娘ちゃんと逃げてぇ?ああああ、グレアムくんの優しいキッスとその告白やっばやっば…
いやこんなこと言ってる場合じゃないんだけど、ほんとに逃げて…?完全にフラグじゃん?やめてぇ?飯田さんやめてぇ??
作者からの返信
落ち着くんだ凛々さん……(『私』が入ってるの見逃さないぞ)
何で一生懸命生きてる人が踏み躙られてただ立場が強いだけの人がのさばるかねー、と僕も職場の人と話していました(職場はパワハラなどで精神病んだ人が多い)。
この小説ももう少しで終わるから、グレアムくんもカギ娘ちゃんも、しっかり見届けてあげてね!
グレアムくんの運命やいかに!
この別れはあんまりやぞ…!
グレアム君、その石像はおばちゃんが砂にしておいてあげるからカギ娘ちゃんと逃げてぇーーーー😭😭😭😭
ラストにこの展開を持ってくるとは飯田氏やるなぁ…!
作者からの返信
粉々やん。まぁ、そんな奴かもな、ムーツィオは。
このラストはずっと決まってたんだー。むしろグレアム沼が発生したので温情をかけたくらい……