雪の下からネギを取って来る簡単なお仕事
こんにちは&こんばんは。
今回の大雪でお仕事がお休みになった小烏です。
前日からの大雪でこの木曜日が初回だった義母の訪問リハビリは延期になりました。リハビリセンター(山を二つ越えた町にある)では四駆の車が出払って、残っている二躯では雪の峠を越えられないと判断されたようです。これって雪国あるあるなんでしょうね。
(この判断は正解でした。この峠道で数台が絡む玉突き事故が発生、しばらく通行止めになったようです)
そして翌日の金曜日の今日。大雪警報が出ていたこともありさらに雪は降り積もっています。小烏の相棒(雪ナシ県育ちの)二躯の軽四ちゃんでは除雪された町道までの雪道を下るのは無理!(と夫が言った)なので夫の四駆ツーシーターの軽トラで送迎をしてもらうことになりました。
と、そこへ電話が!
職場の早出の看護師さんからです。
「今日はこの積雪だから患者さんも少ないだろうし。雪道に慣れてない小烏さん、出勤が難しいようならお休みしてもいいよ」 ということで、本日ありがたく自宅待機となりました。
なかなかタイトルに近づかないと心配な皆様、ここからです。(たぶん)
久しぶりに時間の出来た小烏です。ちょっと作り置きのおかずでも作るかと思い立ちました。干しシイタケを水に浸け、切り干し大根も水に浸け。さてお昼は何を食べようかなと冷蔵庫を開けましたところ、焼きそばの麵が奥の方に隠れています。
今日のランチは焼きそばに決まりです。(賞味期限も大丈夫だし)
しかし焼きそばの相棒、肉がない。この雪で買い物にも出られない。キャベツとニンジン、玉ねぎ(雪の降る前に少量収穫してある)だけでいいのか? 冷凍の油揚げで代用というのはどうだろう。いや、あまりにもそれでは寂しくないだろうか。
小烏は考えました。
乾物置き場を探ってみましょう。おお!ツナ缶がありました! あとネギと唐辛子があれば和風味でいけるではないか! 今回の焼きそばはツナとネギの和風でいきます。
早速ネギを畑に取りに行きましょう。ネギは雪の下ですが、今はちょうど雪は止んでいます。長靴をはき、ゴム手袋をして、包丁を片手に外に出ていきます。
雲の切れ間から日も差して、輝くように真っ白な世界です(あ、サングラスがいったかも)。積もりたての雪はふかふかで、長靴で歩くとふんわりと沈んでいきます。長靴の上のゴムを締め忘れて、雪が入って冷たいです。遅まきながらぎゅっと締めました。
生活道路までの通路には夫が乗って行った軽トラの轍がありますが、他には新聞配達の人と猫の足跡だけ。なんとなく楽しい気分になります。見渡す限りの白い畑。
小葱は雪の埋もれていますが、九条ネギは葉が雪から覗いているのでよくわかります。ずいぶん使って残りはわずか。今回これを使います。
ぼすっぼすっと雪を踏み締め白菜の列の脇を通って、ネギのところまで行きました。ネギの周りの雪を掻いて根元を探ります。今回は根っこまで土を掘って抜くのは無理なので、出来るだけ下の方で切ろうとしゃがみこんだとたん。
「つ、冷たい!」
そう、雪が積もっているところに無防備にしゃがんだのです。つまりお尻が積もった雪に埋もれました。雪は容赦なくお仕事用の薄手のズボンを濡らします。
「尻が冷たい、しかし……中腰の作業は辛い」
一度濡れたお尻は中腰にしていても吹き抜ける風で冷えていきます。これはもう雪に埋もれて作業した方が腰のためにいいのではないかと思いつつ、何とかネギを4本ゲット。5本目も本当は欲しかったのですがスースーするお尻が「もう無理」と申しましたので、4本握って立ち上がった次第です。
小屋に帰り手袋を脱ぎ、長靴を脱ぎ、帽子も脱ぎました。ネギを台所に置いて、着替えました。今回小烏は学びました。雪の積もった日の畑には雨がっぱのズボンが必須だと。
この後くだんのネギを調理いたします。お付き合いくださって、ありがとうございました。
現場からは、以上です。
近況ノートに写真があります
https://kakuyomu.jp/users/9875hh564/news/16818023212440561046
追記①
雪に濡れつつ取ったネギのその後は、「台所」の方でご紹介できればと思います。
追記➁
今回の大雪で高速バスはもちろん、在来線のすべて、路線バス(町営)が運休しています。小中学校、高校もお休みです。
でも保育園は通常営業。保育士さん、お疲れさまです。
雪道を最徐行で出勤していった皆さん、ご無事でお帰り下さい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます