駅伝の応援に行ってきた!
こんにちは&こんばんは。
田舎で農家の見習いをしつつ最近レジスター相手に格闘もしている、小烏と申します。
さて、秋が来ましたね。今年は来ないんじゃないかと心配しましたが、ちゃんとやって来ました。そして秋といえば食欲、読書、スポーツです。(トントンと話を進めます。着いて来てくださいね。)
スポーツの秋。全国あちこちで色々なスポーツイベントが目白押しです。わが町でもありました。『シニアいきいき体操』。町を上げて『いきいき体操』をしているとき、我が家はなんと遠路はるばる『出雲駅伝』を応援しに出掛けました。(2023.10/9)
『出雲駅伝』、をご存知でしょうか? 正式には『出雲全日本大学選抜駅伝競走』。出雲大社の鳥居前をスタートして全6区、市内をぐるりと回って出雲ドームというところがゴールになります。(と、チラシに書いてあります)当日はフジテレビで全国放送されています。
大学の駅伝と言えば、お正月の『箱根駅伝』(正式名称は『東京箱根間往復大学駅伝競走』)が有名です。東京・読売新聞社前から箱根・芦ノ湖間を往路復路の合計10区間で競い学生長距離界最長の駅伝競走です。ほかにも熱田神宮から伊勢神宮までの8区を走る『全日本大学駅伝対校選手権大会』。そして今回応援に行った『出雲駅伝』が三大学生駅伝だそうです。(夫談)
小烏の夫は中央大学のOBなので、毎年お正月には家族揃ってテレビで『箱根駅伝』を応援します(ここのところ悲しい思いをすることも多いのですが)。でも『出雲駅伝』はニュースで結果を見かけるのみ。生『駅伝』の応援の経験ありません。
ところが今回は夫が「出雲に行ってみるか」と言い出しました。「中大も出るし、駅伝見に行かないか?」と。(え?たぶん今までもずっと中大、参加していたんじゃないかと思われますが) 日頃遠出を嫌がる義母も、珍しく乗り気です。
というわけで、当日朝から雨具(雨の予報だった)とパイプ椅子(長時間立てない義母用)を車に積み込んで、一路出雲へGO! 途中で昼食を取って、第5中継地点のワイナリー(駐車場が広いので必ず駐車出来るとふんだ)に向かいました。
駅伝開始の2時間ほど前、中継所に到着。第1走者もスタートを切っていない時間帯ですが、中継場所の周りにはけっこうな人だかりです。ワイナリーの入口の階段にはもうたくさんの人が座り込んでいました。
駐車場のハシッコに立てられた選手控えのテントの周りは一般人の立ち入りは禁止。ですが『青山学院』の生徒さんがうろうろしており、それをみた観客がざわついています。選手の顔には今一つピンとは来ませんが、この緑色のユニホームは見覚えがあります。
詳しい(と思われる)後ろのオジサンは、「『青学』去年とユニホームの色が変わったな。ちょっと濃くなった」と言っていたので、マイナーチェンジがあったのかもしれません。ほかにも白地に紫のラインの『駒澤大学』や箱根駅伝の中継で見かけるユニホームもいくつも目撃しました。
そうこうしていると駐車場に中型の観光バスが入って来ました。フロントガラスの張り紙には『東洋大学、応援…』の文字がチラリと見えました。
おおお! 山の神の所属していたあの『東洋大学』ではないか! 選手本人ではなく保護者の応援団とお見受けしましたが、『東洋大学』という揃いの旗をもっているだけで見ているこちらのテンションは上がります。
「本物の東洋大学の人じゃないか」と義母もソワソワし始めました。
路線バスも入って来るなか、ボランティアらしい大学生たち(後に広島の大学の学生と知る)が、三角コーンと紅白の棒を持って立ち入り禁止区域を作り始めました。
岡山からやって来たらしい「OHK」の中継車(第5中継所担当らしい。他の中継所には他のテレビ局がスタンバイしているのでしょうね)への出入りも慌ただしくなってきました。大会関係者が学生ボランティアになにか説明しています。カメラの前方のブースにアナウンサーさんが二人座られました。
あれ? ワイナリーの前は立ち入り禁止になったぞ? この駐車場が襷リレーの場所ではないのか? (夫が確認したところ、ワイナリーに入らず公道で襷リレーするそうで、応援なら沿道に出るよう言われました。)
道を渡り、沿道の応援ゾーンにパイプ椅子を開いて義母に座ってもらいます。夫と小烏はその横に陣取りました。ワイナリーには入らないと聞いて、応援の人たちが続々と道を渡って来ます。あっという間に沿道は応援の人で埋まりました。
これでは歩道は一般の通行人は歩けないなぁと思っていましたが、沿道脇の畑の中の道を解放したようで、観光客はそちらを歩いていました。
しばらくすると大会広報車がパトカーを従えてゆっくりやってきました。スピーカーからは、この後の流れ、気を付けること、今現在の順位などの情報が流れています。残念ながら順位のなかに中大の名前を聞くことはなかったのですが、嫌がおうにも盛り上がります。
義母も椅子から乗り出すように選手が来る方を眺めています。
そして、ついに! 大会運営車がやってきました。続くは先導の白バイ2台です。
うおー! テレビで見るのと一緒だぁ!
沿道の応援客は道に乗り出すようにして走者を待ちます。「東洋大学」の応援団の旗の振りが激しくなってきました。たくさんのスマホが同じ方向に向けられ、走者を狙い始めます。
沿道からはアナウンサーさんの声は聞こえませんが、マイクに顔を寄せるようにしゃべっておられます。台の上のカメラマンさんも道の先に見え隠れする選手を追いかけています。
大きな声援に迎えられ、白地に紫のユニホームをきた選手が襷を手に走り込んで来ました。『駒沢大学』です。襷は手を伸ばして待ち受ける最終ランナーに渡されます。思ったより早いスピードで襷リレーの後、何事もなく目の前を行き過ぎました。
なんというか、解説もなく(中継をスマホで見ていれば聞けたかも)テレビで見るよりあっという間でした。
そのあとも監督車や、中継車、バイク中継車等に挟まれるように走者がやって来ます。最終中継所ともなると選手がもつれ込むということもなく、あるチームが行ってしばらくして次のチームがやってくる感じです。大学名はパッと出てきませんが、箱根駅伝で見慣れたユニホームも通りすぎていきます。
沿道の小烏たちはひたすら手を叩き、ユニホームが見えたところで大学名を連呼して応援しました。もう贔屓の『中大』とかなんとかは関係ありません。前だけをみて最終区へと走り出していく選手に惜しみ無く拍手と声をかけました。
そのなかに個人的に思わず拍手に力が入り、声が大きくなる大学もありました。『北海道学連選抜』『北信越学連選抜』『広島経済大学』『東北学連選抜』『大阪経済大学』。それはこのカクヨムで仲良くしてくださっている仲間の住んでいる地域です。ああ、あの方の地元の大学生なんだと思うと、もうオバちゃんは選手の親戚のような気分になるのです。
ひたすら叫び、拍手をして駅伝の応援は終わりました。
最後の選手が襷を受け取って通り過ぎた後、スタッフは淡々と片づけを始めました。思いのほかあっさりとした幕切れです。最もここは中継所なので打ち上げ会までに撤収しないといけないんですよね。
小烏たちは義母の座っていた椅子を畳み、交通整理の担当の指示に従って粛々と道を渡っていきました。
道を渡った先のワイナリーの駐車場には、もう各大学の応援団のバスはいません。中継所に走り込んで来た選手たちの姿もいつの間にかいなくなっていました。テントがたたまれ、椅子も片付けられていきます。
小烏たちもワイナリーでお土産のワイン買い、ソフトクリームで乾いた喉を潤して帰途についたのでした。後から聞くと、ゴールの出雲ドームでは何やら式典があったようでした。
感想
生駅伝の応援はお天気に恵まれ、とても楽しかったです。子どもたちの運動会の応援を思い出しました。
【オマケ】
『出雲駅伝』2023年 大会結果
順位 大学名
1 駒澤大学
2 創価大学
3 城西大学
4 國學院大學
5 青山学院大学
6 早稲田大学
7 中央大学
8 東洋大学
9 法政大学
10 順天堂大学
11 関西大学
12 環太平洋大
13 アイビーリーグ選抜
14 広島経済大学
15 立命館大学
16 北海道学連選抜
17 北信越学連選抜
18 皇學館大学
19 第一工科大学
20 東北学連選抜
大阪経済大学
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