山の竹、全部伐る
こんにちは&こんばんは。
田舎の嫁、小烏です。
義実家にはスギを植林している山があちこちにあります。
低い山ですが長年放置していたために竹がはびこって人が入ることも難しくなっていました。
そこで5年ほど前から、夫の音頭で子供たちも召喚し毎年冬に(暖かくなる前に行かないとカズラで山に入れなくなるのだそうです)「山の竹、全部伐る!」をやっています。
しかし今年は雪が積もって山に行くことができず、雪の解けたタイミングで数日かけて小烏夫婦で作戦を遂行しました。
さて山に行くにはそれ相応の装備というものが必要です。
鋸は竹専用を鞘(竹専用がある!そして鋸に鞘とかもある!)に入れて ロープで腰に結び付けます。
*鎌を手に持ち、背中にはおやつのミカンとバナナ、お茶そして剪定鋏を入れた**帆布バックを背負います。
手袋を二重にはめて、準備完了!
腰の鋸が刀のようで、小烏テンションが上がります(個人の感想です)。
そしてちょっと見には道があるようには見えない藪に分け入っていくのです。
山の傾斜はほぼ垂直(個人の感想です)。
階段などないので登るにはその辺の(これから伐る予定の)竹や切り株、蔓が頼りです。
崩れやすい土なので時々足元が崩れて滑り落ち、「努力が無になる」という言葉を身をもって経験します。
山に上がるとそれぞれ持ち場を決めて、生えている竹を手当たり次第、好き勝手に伐っていきます。
竹というやつは根元は子どもの手首のように細くても上に行くほど枝を伸ばし葉を広げるので、一本伐って引きずり倒すと頭上にぱあっと空が広がります。
何年も伐りまくっているので、さすがに今年はもう親分格の太い竹はありませんでした。
地面では数年前に伐った竹が茶色く朽ちはじめています。
それを踏み抜くのは不思議な「やってやったぜ!」感がして、ちょっと楽しいです。
さて、仕事が終わったら下山(というほど高い山ではない)です。
山を下りるのは登る時よりまだマシで、足を下にしておけば、「ひゃっ」とか「ぎゃっ」とか叫びながらも、まぁなんとか下りられます。
ロープがある時は、ロープを大きな木に引っかけて消防士の訓練のように大変華麗に下ります(個人の感想です)。
そして山仕事の翌日は全身が筋肉痛。
でも筋肉は裏切らないらしいので、この痛みは筋肉が育っている痛み!と小烏は信じています。
*鎌 細い竹や葛を切るだけでなく、そこいらに食い込ませて体重を支える道具として使用
** 帆布の袋 ビニールの買い物袋では枯れ草などに負けて穴があくので丈夫な帆布製を推奨
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