股関節を痛めたと思って整形外科に行ったら問題はお尻だった話、もうしましたっけ?

 こんにちは&こんばんわ。

小烏つむぎ改め、*ウォンバットつむぎです。

今回は刺激的な(当社比)タイトルですが、内容はタイトル通りとなっております。よろしくお願いします。


 自慢にもなりませんが、小烏は体が硬いです。小学校の**立位体前屈でクラスで唯一マイナスの数値を叩き出した人間です。


 気の毒に思ったのか測定係の先生は勢いをつけてやってみろとアドバイスをくださいました(今から思うとこのアドバイスもどうかなと思います)。 

あれ以来立位体前屈で地球に触るのが人生かけての夢ですが、今のところ叶えられる気配はありません。


 さて、体の硬さでは定評のある小烏も田舎暮らしではけっこう頑張っています。傾斜地で踏ん張ったり、ぬかるみの中を横断したり、信じられないほど重い雪をかいたり、これまた重たい漬物石を持ち上げたり。草刈り機を振り回したり。一輪車(子どもが楽しく乗り回すアレではなく、工事現場とかで使う運搬のためのモノ)に剪定した木の枝を山積みにして何往復もしたり。


 普通に生活しているだけで結構な運動量になります(個人の感想です)。だからなのか。階段を降りるとき、靴を履くとき、左足に重心をかけると股関節が痛くて「うっ!」と声が出るようになりました。湿布を貼ってしのいでいましたが、ついにどうにもいかなくなり医者にかかることにしました。

 

 こういう時は整骨院より整形外科。ですが町内に整形外科はありません。昔ながらの整骨院なら集落に一軒ずつあるのですが、整形外科は隣町の総合病院以外は通院可能圏内には一つだけ。これも隣町に去年開業したクリニックです。


 地域の皆さんが待ち望んだ整形外科です。大きな駐車場がいつも満車で開業して半年もしないうちに別に駐車場ができたという大人気ぶり。


 診察に行くたびにリハビリの機器と理学療法士の先生の人数は増えているという話です。家から車で10分と少し。距離にして8キロくらいでしょうか。ここに行くことにしました。


 先生はゆっくりと話を聞いてくださる方で、レントゲンを撮り、小烏の左足をいろいろ動かしたり押したりして痛い場所とどんな時に痛いかを確認されました。結果、

「股関節は異常なし。

問題があるとしたら、あー、お尻かな。硬いね。」


 小烏の体の硬さは、整形外科の先生のお墨付きとなりました。


 リハビリ(?)は左のお尻に電気を当てたあと、振動するマシーンでストレッチです。パットに座って前屈するとスタッフのお姉さんが優しく背中を押してきます。


 ソフトタッチですが確実に押しこんできます。

(やぁめぇてぇ!)小烏、心で叫びます。

(体、硬いんです!前屈で足首を持てないんです!もうこれ以上無理なんですぅ!)


 人生で一番長い1分間だったかもしれません。伸ばされる***「腓腹筋」と***「ひらめ筋」と***「はむすとりんぐ」が悲鳴を上げています。痛くて吐きそうでした。


 一週間に一度この苦行をこなし、自宅ではストレッチをして2ヶ月ほど、股関節はめでたく回復。残念ながら前屈のほうは全く変化なし。地面まであと10cm。


あぁ、地球は遠いです。



*ウォンバット

 オーストラリアにいるコアラの仲間

 穴で生活していて、敵に襲われると穴に入って硬いお尻でフタをする

 お尻を叩くとヘルメットを叩いたような音がする


**立位体前

 低い台の上に乗って足を伸ばし前屈

 両手を伸ばして指先が届いたところを計る

 台面がゼロ、台面より下がプラス、台面に届かないとマイナス

 太ももの裏側と腰部の柔軟度を計るものだそうです

 大切な事なので繰り返します

ものだそうです


***足の後ろ側の筋肉たち

 生まれて初めて伸ばされて衝撃をうけている

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