第27話 年末は家族で君津に帰る!

今年は少し早く年の暮れの君津に帰ることにした。愛央とあいちゃんにとっては少し早めの冬休みである。・・・いや愛央はあれか、クリスマスからもう冬休みムードなんだっけ。兄はよく理解してないんだわ。愛央にツインテールを作ってから俺は準備を始めた。


あお「さーてと、愛央のキャリーケースを出してー、チアのポンポン入れてー、服入れてー、化粧道具入れてー、おっけー!」

たく「あいちゃんの荷物は俺のところにぶち込めと?」

あい「きゅーぴ!」

たく「あいちゃーん、自分で準備できる?」

あい「できるー!」

あお「フレー!フレー!あーいーちゃん!」

あい「きゅぴぃ!ぎゅー♡」

あお「(´。>ω<)ぎゅ〜っ♡♡♡」

たく「俺は荷物まとめたから先に車に乗っけるか。今日は俺が運転するから、愛央たち行こっか」

あい「ひっく・・・」

たく「大丈夫。待つからね」

あい「きゅぴ」


あいちゃんの準備が終わり、俺の軽バンに乗っけて4人で君津へ。今日は親父ではなく俺が運転することに。


あお「たっくんの横〜♡」

あい「あいたんもまえのりたい!」

たく「おっきくなったら前乗ろうね」

あい「きゅぴ!」

昭仁「悪いなー匠に運転させて」

たく「んなええよ。俺もたまに運転したいからさ」

あい「たったーうんてんうまーい!」

あお「ね!なめらか!」

たく「いや俺緊張してるから・・・」

あお「大丈夫。たくみんならでーきーるっ♡」

たく「ありがと。SA寄る?なんか食べよ」

あお「うん!」


俺は幕張のサービスエリアに寄った。正直休憩するのを忘れそうだったからだ。愛央はスタバに行って大好きなフラペチーノを買い、あいちゃんには長くなりそうだからという理由でお菓子とジュースを買ってあげた。一方親父には・・・


昭仁「年末は君津からだからなぁ・・・」

たく「酒買えよ。年末くらい一杯やるべ」

昭仁「おっ、そうだな」

あい「たーったー、おなかすいたー」

たく「じゃあおにぎり買おっか。何食べたい?」

あい「こえー!」

たく「んじゃこれも買って、さいくべ!」


車に戻り俺はエンジンをかけ、また高速を走った。愛央はぐっすり寝てる。俺の体の横に頭を置いて。


あお「くぅ・・・くぅ・・・くぅ・・・」

たく「ぐっすり寝てるわ」

あお「たっきゅん・・・」

昭仁「あいちゃんも寝てるよ」

たく「まじか。じゃあその間に飛ばすかぁ」


俺は1時間車を走らせ、君津の祖母宅に着いた。その後あいちゃんと愛央を起こして、ばあちゃん家に入ったのだ。


あお「寒いっ・・・たっくんぎゅーさせて」

あい「たー!だっこー!!」

たく「ったく・・・」

昭仁「こらこら。少し休ませてあげな」

あお「そっか。たっくんは車運転してたんだよね」

あい「きゅぴー・・・」

たく「飲まなきゃ無理だ」

あお「(´。>ω<)ぎゅ〜っ♡♡♡」


愛央はぎゅーってしてきた。あいも変わらず、である。俺は少し休んで愛央とふたりで外に。富津岬へ行くことにした。仕事は片付いてるしやることがないからね。


あお「寒いね」

たく「12月の君津は方南より寒いからな」

あお「たっくんにぎゅーってすればうちは安心だよ♡」

たく「あっそ。あ、アピタパワーいくべ」

あお「やったー!じゃあご飯食べに行こっ!」

たく「はぁ?なんでよ」

あお「お昼だもん!」


愛央は甘えて飯を食いたいらしい。昼だからか。

俺はパソコンとスマホと財布を持って車に乗った。


あお「今日はふたりだね」

たく「ばあちゃんと遊んでるからな」

あお「そういやたっくん、仕事は?」

たく「もう冬休みだから君津いんだっぺ?」

あお「そうだねっ。楽しもっ!」


そう言って、俺らは冬の君津の街に出かけたのであった。


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琴乃匠と愛央たちの活動日記! 2nd Season 琴乃家の日常 6th Season 小糸匠 @koito_2716

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