1話

それから、16年の月日が流れ高校生になった。


僕たちの住んでる国『アルガン国』は、地下にある。人間たちに、地上を占拠されてしまい、この国の初代国王が地下に国を作ったらしい。

今の国王は、6代目国王。この国の人は地上に、出たことが無い人が多い。

僕は、小人に生まれ変わった。

大きさは成人で1m 子供は60cmくらいだ。

生まれ変わってからは、書物を読み漁り歴史を学んだ。

そんな僕には、夢がある。


(海を見てみたい。)

書物に書き示された海は、とても綺麗だった。


「おいヤマト。学校遅れるぞ!!」

お爺ちゃんが僕に向かって大きな声で注意した。


「ありがとー行ってきます。」


僕が産まれてから、お爺ちゃんが育ててくれた。

お父さんはある日を境に、家に引きこもったままだった。


(お父さん何してるんだろう。)

もう10年以上顔を合わせていない。


学校に着くと、友人・アギトが話しかけてきた。

「おっはよー!今日のニュース見た?」


何かあったのだろうか?

「ごめん。見てない。」


「明後日人間が、地上に来るんだって〜。」


この国は人間が地上にいる時、外出を禁止している。


「へーー了解!ありがとう。」


「それとね、今日うちのクラスに、女の子の転入生が来るんだって!

可愛い子がいいなぁ。」

アギトは、鼻の穴を大きくさせた。


「アギト、女の子大好きだもんなw女からは嫌われてるのに」

僕は鼻で笑う。


イッタ。


後頭部を叩かれたらしい。


「あ〜転入生を紹介するぞ。入っておいで。」

先生が呼びかけると、女の子が教室に入ってきた。

髪の長さはロングで 髪の色は金色。

ちょっとだけ幼い容姿だが、とても美しく綺麗だった。


「シャーロット・リュート・アリスです。

よろしくお願いします。」

女の子が頭を下げた。


男子からのはしゃぎまくっている。

「席は、んーと ヤマトの隣な。」

男子たちが、羨ましそうに僕を見た。


「よろしくね。ヤマトくん。」


(こいつ、なんで名前知ってるのだろうか?

あっ、さっきヤマトって呼ばれてたわ)



__________


本編が始まらねぇ。

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転生したら小人だった。 @jimgai

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