第129話「速度超過」

速度超過で運転し、高速道路の壁に激突した車の運転席からメモ書きが見つかった。

1:3日前 友達と一緒に遊んでいたら見知らぬ男に声をかけられた。

2:昨日 夜道を歩いていたら声をかけられたので無視して歩いた。

3:今日 また同じ人に話しかけられ、同じことをされた。

4:さっき 今度こそ逃げようと思ったけど、別の車に追いかけられて逃げられず。

5:つい先ほど またその男がいて同じように話してきた。

6:現在 同じことを繰り返している。

「うーん……これじゃあ何も分からないなぁ」

とりあえずこの車は調べた方がいいかなと思い、僕は車に乗り込んだ。車の中には誰もいなかった。

「警察に任せようよ」

彼女に言われたが、僕にはどうもこの事件を他人任せにできなかった。

「大丈夫だよ、なんとかなるって!」

その後、謎の車が僕のもとに飛び込んできて僕は吹っ飛ばされた。

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