第114話「弟子にしてください!」

「弟子にしてください!」

「だから駄目だって言ってるだろうが!」

「お願いします!お願いします!!」

「いい加減にしやがれこのクソガキィイイイイイイイイイイイ!!?」

「…………」

「…………」

「弟子にしてください!」

「帰れボケェエエエ!!?」

「師匠ぉおおおおおおお!!?」

「……」

「……あの、師匠」

「なんだい」

「その……」

「うん」

「俺……もう帰りたいんですけど」

「帰るってどこにだい?」

「いえ、家です。家に帰って寝たいなって」

「じゃあ帰ればいいじゃないか」

「はい」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る