結婚を控えていた二人は本当に幸せだった。手を伸ばせば届く距離だった。でも、あの日を境に彼は追われる身となり、彼女は森の奥へ。彼らの運命の糸はそれでも繋がっているのだろうか。祈る気持ちでお読みください!
冒頭から重く、感情移入させられる理不尽な展開、なのだが……残念な事にこの世界には、昔、本当にその制度があったらしい。理不尽に立ち向かい、生きるために逃げる青年。そして、行き場を失って彷徨う美しい恋人。二人の行く先に光あれかしと、ページを捲る手が止まらない!