第11話 4回目

 さて、ミニ食パン4回目の挑戦である。今回はレシピも変える。

 使用した書籍は『米粉100%のパンとレシピ』(高橋ヒロ/イカロス出版)だ。


 次に使う道具の確認。

 やり方が変わるため、使用する道具も多少変わっている。


<使う道具・消耗品>

・耐熱用ボウル(小)

・泡だて器

・ゴムべら

・ハンドブレンダー(フードプロセッサーでも可)

・オーブン用シート(今までも使っていたが、書き忘れてました)

・ラップ

・アルミホイル

・パウンドケーキの型

・計り(0.1gまで測れるデジタル式のもの)

・温度計(湯の温度を計測)

・オーブン

・計量カップ


 今回増えた道具は、泡だて器とハンドブレンダー、消耗品はラップとアルミホイルである。


 レシピを変えるにあたり、材料を混ぜる際に泡だて器が追加された。ハンドブレンダーは、ある材料を砕くために使用する。その説明はまた後で。


 それからとうとうついにオーブンの登場である。


 オーブントースターでは火力に問題があるようだし、湯煎ゆせんで発酵するのがやっぱり大変でストレスになったため、仕方なく台所の戸棚の奥深くに眠っていた古いオーブンを引っ張りだしてきて使うことにする。


 我が家のオーブンに細かい温度設定はない。大体50度ずつの区切りがあるだけで、微妙な調節は「自分の勘でどうぞ」的な、アバウトなオーブンだ。ウン十年前の代物なので仕方ない。


 しかし、イースト発酵設定があるようなので(今まで知らなかった)、できなくはないだろうと思い、使ってみることにした。


 それから消耗品。オーブン用シート以外に、ラップとアルミホイルが増えたが、これらについては、作り方の最中で説明するので後程。


 次に材料である。


<材料>

・米粉(製菓用)……80g

葛澱粉くずでんぷん……20g(粉になっていないので、細かく砕く)

・きび砂糖……5g

・ドライイースト……2g

・塩……1.5g

・お湯……75g(38~39度)(お湯の量は実際に使った量)

・米油……5g


 ここで初めて「葛澱粉」が登場。レシピが変わったので、使うものも変わった次第である。『米粉100%のパンとレシピ』によると、私が使用する「製菓用」の米粉を使う場合、「タピオカ澱粉でんぷん」か「マイプラス(α米)」を入れる必要があるということなのだが、さすがド田舎。どちらもスーパーで見つからない。


 はぁ、またか……。仕方ない。代用品を考えよう。


 ということで、「タピオカ澱粉」に変わるものを……と思ったとき、「葛だったら出来るんじゃなかろうか」とふと思う。これも澱粉。ということで、「葛澱粉」を使って、米粉パンを作ることにした。


 材料の量を計ったら、下準備をする。葛を細かく砕くのだ。


 私が買った「葛澱粉」は、1cm弱の固形になっている。そのため、生地が滑らかになることを考えたら、きっと砕いた方がいいだろうなと思った。

 ということで、ここでハンドブレンダー(フードプロセッサーモードを使用)の出番である。


 ざぁ~っと、分量の葛をハンドブレンダーの入れ物に入れて、ガーッと削っていく。


 ウィン、ウィン、ウィン、ウィン機械音を聞きながら、大丈夫かなと思った所で蓋を開けると、細かくなった葛の粒子がぱぁ~っと舞った。どうでもいい話だが、それを吸ったらむせそうだなと思う。


 ある程度細かくなったらOKなので、これで準備は完了だ。

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