たかが詩じゃないか

詩音 悠

『人生に感謝して』

ヘッドライトが揺れて 

河のように流れる

足音だけ響いている 

向かい風が冷たい

淡雪がちらついて 

心を揺さぶるのさ

受け身だった些細な日々 

これで終わりにしよう

運命の鍵は自分で開けよう 

胸を弾ませて

自分が望む未来のために 

信じる心なくさない

あゝ人生に あゝ感謝して

闇の中でもがいていても 

朝の光いつか射すはず



悲しみの中にさえ 

幸せはあるはずさ

人任せにできはしない 

自分だけの人生

闇が視界消しても 

胸に燃える炎は

消えはしない負けはしない 

自分自身のために

全てを受け入れ笑顔で返すよ 

傷つけられても

自分が望む未来のために 

信じる心なくさない

あゝ人生に あゝ感謝して

哀しみさえ味方にすれば 

明けない夜あるはずがない



流星が尾を引いて 

夜空を流れていく

僕の暗い影をすべて 

洗い去った気がする

月光に酔いしれて 

家路を急ぐ僕の

心のなか重い荷物 

いつか軽くなってる

夢にうなされて枕ぬらす夜 

そんな日もあった

手に負えない未来だとしても 

信じる心なくさない

あゝ人生に あゝ感謝して

生きることは喜びなんだ 

気づいたとき痛みは消える

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