忠告

 オルガンが西の国から追放処分を受けた【魔導師】ロンガン・カント―を大層気に入っている事は、明白だった。案外真面目に働くし、反乱分子の兆候は現時点ではない。しかし家庭教師も兼任しているジギタリスは釘を刺しておこうと彼女の部屋に向かう。


「あの男は所詮外つ国の野良術師、君を何処かの国に売るかもしれない」


 そう言われた英雄の末娘は笑顔で言った。


「その時は剥製にして私の部屋に飾ります」

「でも喋って動くロンガンさんが好きだから、避けたい未来ではあるんですけど……」


 不安を払拭させる回答だったが、不穏は倍増したのでジギタリスは頭を抱えた。

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ハーレムエンドの娘 狂言巡 @k-meguri

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