あとがき - 王太子様の愛人（宮前葵）

　王太子様の愛人、完結です。ご愛読ありがとうございました。

　今回はカクヨム、小説家になろうに同時に公開という初の試みでした。カクヨムの方が書き易いのと、なろうのがPVが多いので。これからもこういう公開方法にすると思います。

　さて、前作の公爵様からの～が書き終わって「まだ書けそう」と思ったから書いてみたのですが、止めときゃ良かったです。息切れしました。そんなに残って無かった。三日で一万字を目標にしたのですが、5千字が一万字になってしまうのと、一万字目標で構成するのは違うんですね。物凄く大変で、三日では無理でした。5~7千字目標で書く方が構成が単調でも良いので楽なんですね。

　この作品は公爵様からの～を書いている内にアイデアが出たのですが、あえて前作とはいろんな事を逆にしています。例えば、ヒロインが長身スレンダーからロリ巨乳になったりとかですね。宗教色を薄れさせるのもそうですし。理由は同じようなもの書いても仕方が無いと思ったからなのですが。

　しかし、手なりで書き易いのは前作の設定なので、あえて逆転したら書き難いのは当たり前な訳ですよ。キャラクターが動かなくて大変でした。カムライールは能動的なキャラクターじゃないからより大変で、そう言えばこういうキャラは動かないから自分で走り回るキャラをヒロインに据えるようにしたんじゃなかったかしらと思い出しました。

　ストーリーももっと面白くなるかと思ったら意外と面白くならなくて、もっとヘルミーネが早くから絡んでバチバチやる展開にした方が良かったかな？と思います。もっとコメディ色が強くなる予定が、やはりコメディ私書けないみたいで、もっとドタバタさせたかったのに上手く行きませんでした。

　それでも完結させることは出来ましたし、まぁ、良いかなという気がします。カムライールを幸せに出来て一安心です。ついでにコルメリアもなかなか良い感じになりましたので幸せになってもらいました。コルメリア視点で締めたのは予定には無かったのですが、結果的には良かったかなと思います。

　最後まで読んで下さいましてありがとうございました。