第4話・セルフケアメンタリズム3ステップとは?
「みなさん、ありがとうございます。8つのクレドについて、真摯に聞いていただいている姿にこちらが感動しました!では、もう一つサンライズカフェで大切にしている事がありますので、そちらも共有させて頂きますね。」
龍神理念である8つのクレドは、全てのみんなで共通認識として大事にしていく行動指針。それと共に、個々で大切にすることで自分に磨きがかかるのが『セルフケアメンタリズム3ステップ』である。
「サンライズカフェは、自分を語るカフェです。ご来店いただくお客様の考え、心の声を、ぜひお聞かせいただけたらと思っています。その上で、知識や肩書きで交流するのではなく、心の交流を大切にしたい。でも、心は普段から大切に扱っていないと、表に言葉として出す事ができなくなるものです。そこで日々心のエネルギーを最大化するための参考にして頂きたいものが『セルフケアメンタリズム3ステップ』
です。」
心はガラスのような繊細さがあるものだ。ちょっとしたことで傷つき、悪気ない誰かの言葉でも心を閉ざすことさえある。そうやって心の声を自分の奥底にしまい込んでしまうことが、自分が見えなくなる一番の原因。自分探しの旅の終わりも、外の世界に答えがあるのではなく、内なる心の声を外側にハッキリと具体的に表現できるようになることで完結していくものだ。
「このセルフケアメンタリズム3ステップとは、自分を愛し、自分と繋がり、自分に感動する。というものです。セルフケアメンタリズムはコロナ禍を経てサンライズカフェマスターの私、伊藤勇司が独自で開発した、心のエネルギーを最大化することを目的に人間の意識開発に特化した自己メンタリングメソッドとして体系化していきました。
自分で、自分を愛していく。これは「日々自分に関心を持つ」ことでもあります。マザーテレサは、こんなことを言っていました。「愛の反対は、無関心である。」と。これを逆に捉えると、関心を持つこと自体が愛であると言えるなと、ぼくは解釈しました。だからこそ、より自分に関心を持つ過ごし方をすることが、ここで言う自分を愛するという定義です。
そして、自分と繋がる。これは、内側の自分と外側で表現する自分が一致した状態を作るということです。心で感じている自分がいても、外で表現する自分が他者や社会や世間体に合わせた自己表現になっていると、心のエネルギーはどんどん下がっていきます。自己矛盾をなくすことが、自分と繋がることであり、自分の魂が感じている自分を現実世界に反映させてあげることが、自分を生きることに繋がります。自分と繋がるという定義は、内と外の自分を一致させてあげること。自己矛盾をなくすことを日々意識していくと、他者と深いコミュニケーションができる自分も形成されていきます。
最後が、自分に感動する。他人や外部から与えられる感動は、一種の麻薬のようなものだとぼくは考えています。一時的なものでしかなく、逆にそこに依存すると自分を見失うことにもなりえるもの。でも、自分に対する感動は、尽きることのないフリーエネルギーとして、それ自体が現実を動かす原動力にもなります。感じて動くと書いて、感動です。動くからこそ、感じることもできます。待っているのではなく、自ら動いて実践していく。その連続が自分への感動を生み出し、自分をリスペクトする心を育ててくれます。自分に感動するという定義は、自分の感性に従って行動するということ。感性はその人の個性を表す唯一無二の感覚です。個性を大切に感じるままに行動をすることで、自分への感動が湧き上がります。」
他人は良くも悪くもだが、自分の都合で他者を捉えやすいものだ。その瞬間のその人の状態を見て、その人の全てを判断しやすいもの。そんな一部分しか見ていない他人の言葉を気にしていると、自分はいとも簡単にブレてしまう。
そんな時に思い出したいことが、セルフケアメンタリズム3ステップ。自分を愛し、自分と繋がり、自分に感動する。この3つを日々意識しながら過ごしていくと、他人がどう思うかではなく、自分はどう在りたいかが優位になる。他人に大切に扱ってもらうのではなく、自分で自分を大切にする。他人が解釈する自分ではなく、自分で創造する自分で生きていく。それが、サンライズカフェのコンセプトでもある『好きな自分で、生きていく。』ということでもある。
「マスターの今の言葉を聞いて、朝からすでに感動しています。自分に欠けている、自分が弱いと思っていたことばかりなので、これを機会に意識していきます!」
こうして、セルフケアメンタリズム3ステップの解説自体が、皆様の心に深く浸透していくような心地よい時間となっていった。
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