第5話 予算
費用。それはあまり考えたくない部分だと思いますが、、、
今までスポーツサイクルを購入したことが無い人は余分にかかってくる費用があります。
空気入れ、ヘルメット、グローブ、サングラス(メガネ)、鍵、携帯工具なんかがそれにあたります。
大体、2万円~3万円を考えていただければ良いです。
最低限でしたら空気入れ5000円、ヘルメット1万円、鍵2000円は確実に必要だと思います。
夜間にも走行する可能性がある場合は前後ライトも必須ですね。
そこに自転車購入費用、防犯登録、ペダル代などが必要です。
(高額な自転車になるほどペダルがついていなかったりします。)
空気入れは、できれば5000円程度の物で空気圧がわかるものを選んで下さい。
ここをケチるとパンクに即繋がってしまいますから守ってほしい点です。
この程度の価格帯の物だと、長持ちしたり、空気を入れるのも楽だったり、シティサイクルにも使えたり、、、
自転車屋店員をやっているとわかるのですが一番多いパンク理由はリム打ちというものです。
空気圧が低い状態で乗って段差などを通過するとリム(金属のわっか)とタイヤ内部のチューブが挟まり穴が開いてしまうのです。
タイヤに記載されている空気圧を守って乗っていると、ほとんどリム打ちではパンクしません。
(よくあるパンク理由はもう一つあって、タイヤが完全摩耗をしている場合です。)
タイヤが消耗している時には早めに変えるのが吉です。
出先でパンクは嫌ですからね。
次はヘルメット。
これは万が一の転倒時に命を守るものです。
自転車の場合はこれしか守ってくれるものはありません。
(最近は着るエアバッグもあるようですが。)
ここをケチると、ちょっとした転倒で死ぬことさえあります。
出来れば一万円程度以上の物を購入しましょう。
グローブも同じで、ケガから自分を守るという考えでつけましょう。
少しの転倒等で手を付いたとき、地面がアスファルトだと、手がすりむけてしまいます。私も一度、グローブのおかげで助かった経験があります。
サングラスは、、、
メガネをかけている方は付けられませんが、、、
サングラスをつけずに走っていて、目に虫やごみが入ってしまうと危険ですよ。
費用の点では具体的な数字で出していますが理由があります。
基本的に自転車用品というのはあまり値引きされません。
お買い得というものも無ければ、安いものはそれなりに性能も低いものです。
とてつもなく高額なグレード以外は大体、金額=性能が成り立ちます。
なのでヘルメットの価格は命の価値と考えましょう。
あとは、工具やパンク修理キットをそろえる必要があります。
出先で、ギアに問題が起こったり、パンクしたり、そういう時に必要です。
出来れば自身である程度の修理は出来たほうが良いです。
店員さんに教えてもらうか、調べながら練習してみるのも良いですね。
どうしても出来なかったら、最悪の場合は通りすがりのサイクリストに声をかけてみましょう。
できる人も結構いますし、ロード乗りなんかは助け合いで恩返ししようという考えの方も多くいます。
それから、自転車購入時に必要な防犯登録です。
500円前後ですが、断ることはできません。
これはオプションではなく、絶対に購入しなければならない商品です。
それがないと盗難されたときに調べてもらえませんし、警察の方も話を聞いてくれません。
そもそも自転車店からは購入を断られます。
あとは、ペダルです。
フォールディングには付いていることも多いのですが、ミニベロや高級フォールディングには付いていないことが多いです。
それはビンディングペダルやトゥクリップ、折り畳みペダルや脱着式など、好みが多岐にわたるためです。
出来れば金属製ペダルを購入してください。
剛性感が良いものや回転の良いものが多いですし、長持ちします。
(プラ製は割れたり折れたりします。)
ミニベロはタイヤが小さく、やはり抵抗も多い乗り物ですので、
ペダルもケチらず良いものを使うほうが後悔しないと思います。
ライトはできるだけ明るいもの。
夜間にはそんなに乗らないという人は、乾電池式がお勧めです。
いざというとき電池切れでも、コンビニなんかで補充できます。
自転車本体の予算は、全体の予算から、上記の小物を差し引いた金額になるでしょうか。意外と小物にお金がかかります。
高いフォールディングやミニベロは100万円を超えるものもあります。
今まで見た中で一番高いものは500万円を超えていました。
(アレックスモールトンのフラッグシップにスーレコなんかを積むとなります。)
私もモールトンを一台持っているのですが、安いグレードなのに3桁万円に到達しました。
ミドルクラス的な意味で何とか購入して維持できる価格帯というのは20万円前後でしょうか。
ブロンプトン、Birdy、スティングサイクル、タイレル、KHS、、、
間違いなく高級な自転車ですし、良い自転車でもあります。
ロードバイクでいうとエントリー~ミドルに該当する価格帯です。
ですが、世界的に有名な名車が揃っているのもこのあたりの価格帯です。
いつかは欲しいと憧れている方も多いはず。
10万円前後ですと、スポーツ系ミニベロやフォールディングが購入できます。
ダホンデフターやTern Verge N8、アラヤマディフォックスミニやTern Surgeなど。
ダホンやターンの価格帯のミドルはこのあたりですね。
色々選べて個性が光っている価格帯です。
残りが5万円前後なら、クロモリのミニベロやスチールのフォールディングなどを視野に入れれば、とりあえず乗ってみたい方や、普段使いでガンガン使い倒すならこのあたりがお勧めかもしれません。
かなり使えるフォールディングやミニベロが多い印象です。
各社同じようなコンポやパーツ構成にはなりますが、フレーム形状やポジションでいろいろな方向性の自転車があります。
最低限ほしい金額はルノーライト8の4万4千円です。
これ以下の金額では、ホームセンターなどの自転車しか買えなくなってしまいます。
あちらは普段使いでは良いのですが、やはり小径車を楽しみたいのであれば最低限ルノーライト8は必要なラインです。
この予算という最大難関をクリアした人は次へと進めます。
お勧めの自転車の紹介です。
その自転車の良い部分悪い部分、包み隠さず書き記すつもりです。
あとは気になる車種のページを見ていただければ嬉しいです。
小径車のすゝめ Y kono @yousannow
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。小径車のすゝめの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます