C.N.U. 宇宙の旅

@yfzcsc

第1話 C.N.T.F.エアバリアジェネレータタイプ21

きゅうちゃん…」

「…」

「大好き…」

湊ちゃんの顔が近づいてきた。 頬が熱くなるのを感じ、無意識に後ずさりしようとしたが、背後で空気の壁が行く手を阻んでいるようだった。

彼の優しい息が強くなってきた。 お互いの鼻先が触れそうな距離まで近づいた。

視界には彼の澄んだ瞳だけが残り、その瞳に映るのは…ああ、さざ波立つ湖のそばの柳の下に、恥じらいで赤面した白い髪の女の子(ロリ)がいた。

「リンリン……」

「ポン!」

「ああーーー」

私は湊ちゃんを強く押すと、すぐに地面からドンと音がした。しかし、湊ちゃんは倒れるはずがないと思っていた。

「これは何だ?」と、私は地面に倒れた黒い塊のようなものを指差した。

「えーっ、なんだこれ?~」湊はそれを手に取ろうとした。 私はすぐに彼の腕を掴み、手に取りました。 スレートの下にフラップがあり、それを開けると…商標、適合証明番号、メーカー、定格エネルギー、製造番号…あ、見つけた。 最下段に商品名が入っていた。

「C.N.T.F.エアバリアジェネレータタイプ21」

頭を上げると、湊はすでに80メートル先の校門にいた。

「待て!」私は校門に向かって走りながら、心の中で叫んだ。

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