「あ゛〜…」

ジメジメして蒸し暑い昼休み、美少年こと菱沼羚君が我が家にやってきて3日経った、以前より生活が羚君によって一変したのは良いのだが学校生活が…?

「暇だなぁ」

暇なのである、テストも終わって夏休みまで友達と遊べば良いのだがその遊ぶ友達が少なくて遊びたくても遊べない、どうしようもないのだ

「女子なのにそんな声出さないでよ…香華…」

香華の数少ない友達であり高校一年生からの親友である山梨やよいが呆れた声で言う

「仕方ないでしょ?夏休みまでも夏休みもなんも予定がないんだから…」

頬杖をつきながら言う

「そんなに言うなら夏休みの課題先に進めたらどうなのよ」

「それは嫌だ」

「即答かいな!もう…あ、なら香華ん家言って私の課題進めても良い?、香華の課題もちょっと進めてあげるから!」

「まぁそれならいっか」

「そうと決まれば放課後香華ん家向かうね!」

やよいの声と同時に学校のチャイムが鳴る


授業が終わり生徒たちが傘を開く音と同時に帰っていく

「今日も雨なんてついてるなー♪」

香華が鼻歌でも歌いながら帰ろうとすると

「私も一緒に着いていくからね」

「はいはい…」

2人で他愛のない話をして家へと向かう


「家にとうちゃーく」

「香華ん家久々だなに来るなー」

「あらそう?」

2人で話しながら香華がドアの鍵を玄関の扉を開けると

「おかえりなさい!香華さん!今日も雨ですねー」

「ただいまー、雨もいい物だよ?羚君」

「誰???」














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雨と男 弱杉ルンゴ @yowasugi

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