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多数決が行われた、結果を先に言ってしまうと、残念だった


まさか私が勝つとは、なんでだ、自由奔放とか言われたのに。




正直、奏多の圧勝になると思っていた。




しかし、私が副委員長になってしまった気が重い。




気が重い原因は、夏葉りんごの下についてしまったことだ。




全く予想のできない振り回し方をしてくる気がしている。






この授業が終わった。




私は、奏多に飛びついた。




「睨んでごめんね、嫌って訳じゃなくて、むしろ……………じゃなくて、あそこで睨んだのはちゃんと訳があってね、えーと、そのジェスチャーで伝えようとして、うーと」




「その、彩葉落ち着いて、睨んでたことに関しては気にしてないから」




焦ってしまいうまく言葉が出てこなかが、とりあえずは良かった。




「その、私はただ奏多に委員長をやって欲しかっただけなの、だからね」




「ああ、そういうことか。言ってなかったけど、生徒会長目指すことにしたから」




「ええー、それ先言ってよ。クラス委員長に立候補しないから、上の立場にはもうならないのかと思ったよ」




これで、一安心だ。




ここから私は、奏多の生徒会選挙戦に向けて私も動くことにした。










クラス委員会以外の図書委員会などの学校委員会は今度決めることになった。


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