第171話:今のヴァナディース

「マスター・グラスヘイム?」

 ヴァナディース家の当主であるフレイヤの父はユングからの知らせに眉をひそめる。彼の知る限り、そもそもフロプト・グラスヘイムがこちらへ訪れたことなどない。ご隠居、ニエルド・ヴァナディースとの接点も先生と学生、それぐらいのはず。

「……何用だ?」

「御爺様に用がある、と」

「父上に……ふむ、ただの茶飲み話ではあるまい」

「だと思います」

 男はため息をつき、

「今学校から話があるとすれば、フレイヤの件か?」

 ユングに問いかける。

「おそらくは。少し圧力をかけ過ぎましたかね」

「ふん。元々はヴァナディースが建造した学び舎だぞ。今は国の機関であるが、長は危険人物の首輪として役割を貸しているだけ。あれが死ねば次は私か貴様に戻る。実際、それなりに当家は運営費を一部負担し続けているからな」

「口を出す権利がある、と」

「当然だ。道理がなければせんよ」

 ヴァナディースには学校運営に対して口をはさむ権利がある。そして男はその権利を行使しているだけ。実際其処に間違いはない。

 ヴァナディースと言う巨大な組織を取りまとめる男にとって、肉親への情は不公平を生む。この座に就いたときに真っ先にそれは捨てた。

 群れを飛躍させるためなら、道理の範囲で何でもやる。

 だからこの家は伝統と格式を備えながら、今なお勢力を拡大しつつあるのだ。

 この男と、そして次代の当主たるユングの手で。

 今はもう、ニエルドの時代とは違う。

「子どもの駄々に付き合う気はない。貴様は少々偏り過ぎているが、大まかな方針が重なるのならそれでいい。フレイヤは血のつながりを増やし、当家が利を得るために使う。騎士としての成長も、傷物になる危険も、必要ない」

「ならば対抗戦に出す必要もないのでは?」

「値段が上がる。それに一年で引きずりおろされたというのも見栄えが悪い。傷物になってもらっては困るが、粗悪品に見えても困る」

「……では?」

「道理を弁えぬご老人にはお帰り願おう」

「承知いたしました」

 ニエルドに話を通すまでもない。今の当主は自分である。その差配こそが全てであるならば、学園長どころか王すらも口をはさむ道理はないのだ。

 ましてやたかが学園に雇われた講師の言葉など――

「まったく、情やら縁故やら、利のない話は老人の大好物だな。甘やかしてどうする。どうせ世の中に出れば、そこに子どもの理屈など存在せぬというのに」

 学校生活で特別扱いしても、そこから一歩外に出ればそんな特別扱いはない。話と違う。その工程自体が男は無駄と断じる。

 甘やかすからつけあがる。つけあがり勘違いする。

 子の生殺与奪を握るのは親である。自分一人の力でエサもとれぬ未熟者が、一丁前の口を利く。見るに堪えない。生きているのではなく生かされている。

 その理解が足りぬのだ。

 子どもも、夢を語る無責任な大人たちも。


     ○


 ユングには計画がある。父の意向には基本的に賛成である。経済面で後れを取りつつあったヴァナディースを盛り返した剛腕に疑いはない。親類縁者であろうが容赦なく金を持つ層に『血』を売りつけ、その事業に一族をねじ込む。

 その繰り返しで一族はここまで膨れ上がった。何よりも衰退し続けていた流れを一気に変えて、伸び続ける土壌を作ったのは偉大な功績である。

 その裏では何人も涙を呑んだだろう。父がそうした。父とて1リアにもならぬ想い人ではなく、『性能』で選んだと言っていた。

 そうしてユングやフレイヤなど、これまた衰退を辿りつつあった素材の性能も名門のそれを取り戻し、次代への期待を持てるまでとなった。

 それを今更、自分の娘可愛さで翻しては一族の反発は必至。そもそも、そんな情があの男にあるかどうかはさておき、あれを自由にさせるのは無理がある。

 ユングをして、そのわがままを通させる道理はない。

 だから――

(私が選んだ容姿、能力に秀でた者に種を提供させる。無論、そいつは後日きっちり殺すが、そうして生まれた子と……私の子を合わせる)

 家の道理を通し、自分の道理も通す。

(世代を、時を超えた愛の成就だ。安心しなさい、フレイヤ。愛の結晶である孫に不具合が出ぬよう、遺伝子学的にも精査した種を選ぼう。私もそうする。現に今、世界中から候補を募っているところだ。すでに計画は進んでいる)

 自分の妻も、フレイヤの夫も、『性能』を厳選しながら遺伝子を離す。そうすることで正しく、健やかな、愛の結実となるのだ。

 完璧主義と妹への執着、それを両立させる素晴らしき計画。問題があるとすれば、父との方針の違い。父は必ず、家に利をもたらす縁談しか認めない。

 ゆえに厳選はどちらも難航を極めている。

 特に直系となるユングの方は能力のみの『性能』で済むが、フレイヤの方は基本的に外へ出すため、父が重要視するのはその家が持つ事業の方だろう。

 両立した人材と言うのはなかなか得難いものである。

(それでもやり抜くよ。それが私たち兄妹の、輝ける明日のため、だか、ら――)

 そんな妄想をしながら門前へ戻ると、そこには――

「ささ、どうぞマスター・グラスヘイム」

「すまぬのぉ」

 門の内側に招かれざる客を入れる者がいた。

「ユングか」

「……おはようございます、御爺様」

 ユングの祖父、先代当主であるニエルド・ヴァナディースその人であった。明らかに示し合わせての行動であろう。

 最近では滅多に外へ出ることのなくなった老人が、このタイミングで外に出て、老いた教師を出迎えたのだから。

「どうやら入れ違いになったようだな、ん?」

「……そのようで」

「ふは、あやつと同じで貴様も顔に出るな。それとも油断しておったか?」

「……」

「私の客人だ」

「はい」

 申し訳なさそうな顔で通り過ぎていくグラスヘイムをしり目に、ユングは嫌な予感を覚えていた。ご隠居、あの男も決して単なる老人ではない。

 今ほどでなくとも大きかったヴァナディースを支えていた屋台骨であった男である。今もその影響力は方々に残っているほどに。

 父がヴァナディースの血を安売りさせた、と憤る一族は少なくない。そうした彼らは未だご隠居にべったり、である。

 最近は陰りつつあったが――老人のやる気次第では荒れる可能性もある。


     ○


「何故連絡を通した!」

「ひっ!」

 使用人に激怒する父、決して短気なわけではない。ユングから見ても大事である。一族に亀裂が入らぬよう、ニエルドへの連絡は必ず当主か、その代行であるユングを通すことになっていた。特に一族関係の手紙は絶対である。

 それを怠った使用人の怠慢は叱責で済まない。

「理由は?」

 ただ、今父に睨まれている使用人はこの屋敷でも古株の者。その程度の思慮は持ち合わせておるはず。父も、ユングも信頼しているからこそ、一族にとって繊細な案件であるご隠居付きの役割を任せていたのだ。

「も、申し訳ありません。一族絡みでない連絡でなければ、と判断してしまいました。処遇は何なりと」

「道理は間違っていない。だが、学園関係者の連絡を弾かなかった、其処に道理を見出せぬのだ。誰彼構わず通さぬだろう?」

 ユングも同意見。わけのわからぬ相手であれば中身を改め、その上で通すのが筋である。推測の段階だが、フレイヤについての話であるのなら、充分当主の判断を仰ぐべき案件である。それもまたこの者ならば間違えなかったはず。

「その、大旦那様から命じられておりまして」

「なに?」

 父の顔色が翳る。当主を飛び越えた命令、場合によっては――

「マスター・グラスヘイムからの連絡は、中身を改めずに自分へ通すように、と」

「「……?」」

 二人の険しい表情に疑問符が浮かぶ。

 学園長でもなく、なぜ古株とは言え一介の講師に、と。

「……その命はいつからだ?」

「せ、先代がまだ、ヴァナディースの棟梁であった時から、です。私の父からその任を引き継ぎました」

「なん、だと」

 当主交代、実務はともかく名目上のものは次世代の当主となるユングが生まれた時に行われている。それより前となれば三十年近く、いや、それ以上前の話である可能性が高い。何しろ彼の父ともなれば、先々代の時代にも絡むはず。

「……道理はわかった。当主の命令だ。貴様は正しい行いをした」

「……はっ」

「父に聞くしかあるまいな。……ユング、今日は出仕の予定であったが」

「心得ております。今日は所用により出れぬと伝えよ」

「ははっ!」

 当主と次期当主に、どうやら伝えられていないことがある。

 理由はわからない。わからないことが当主にあるべきではない。穴があってはならぬのだ。正しい判断をし続けるためには。

 それが巨大な群れを率いる者の責務であるから。


     ○


「失礼いたす!」

 現在の当主である男が先代当主である男の、ニエルド・ヴァナディースの書斎に入り込む。古臭い本が並び、飾り立てられた空間。

 男はここが嫌いであった。どこか過去に囚われているような気がして――

「久しいの、クヴァシルや」

「御久しゅうございます、マスター・グラスヘイム」

「本当に礼を失するやつがあるか、馬鹿者が」

 ニエルドのとげのある言葉に、

「それは失礼を。恩師であるマスター・グラスヘイムがいらっしゃると聞き、居ても立ってもいられませんでな」

 しれっと現当主クヴァシルが返した。

「その割に外へ出迎えには来なかったようだが?」

「ユングを迎えに出しただけのこと。私の部屋に招くつもりでした」

「はっは、よくほざきよる」

 父と子のさや当てとは思えぬ物騒な空気。

 其処に、

「恩師とは嬉しいのぉ。噂はよく聞いておりますぞ、マスター・ヴァナディース」

 グラスヘイムが穏やかな口調で割り込む。

「悪い噂ですかな、先生」

 ニエルドが茶化すも、

「これ、親子で憎まれ口を叩くでない、ニエルドや」

「これは失礼を」

 それはグラスヘイムがたしなめた。その力関係を見て、クヴァシルもユングも顔をしかめる。二人の時代ではグラスヘイムも老人であったが、さすがにニエルドの時代であればそれなりに若かったはず。

 だと言うのに、ニエルドをたしなめる彼のやり取りは、彼ら二人に対するもののそれと同じ。まるで子どもと年配の者、老人のやり取りに見えた。

「よぉ頑張っておるようじゃな。よくぞ一族をここまで時代に適合させ、盛り返して見せたものじゃ。居眠り常習犯のお調子者であったのにの」

「……そういう役割が必要でしたので」

「それが卿の良いところであるよ」

「……恐縮です」

 クヴァシルは唇を固く結ぶ。ユングの知らぬ父の貌、情のない男だと思っていたが、それは一面でしかなかったのかもしれない。

 斜陽の一族を盛り返すための役割、それを担う上で飲み込んだ姿しか彼は知らない。遠い時代の話である。今はもう、風化し遥か彼方。

「先生、あの話は私から」

「それは道理に適わぬ。わしは今日、お願いをしに来たのじゃから」

 グラスヘイムは立ち上がり、クヴァシルに向けて頭を下げた。

 深く、深く。

「先生、なりませぬ!」

 ニエルドは慌てるも、グラスヘイムは頭を下げたまま、

「フレイヤ・ヴァナディースを、在学中だけでよい。ただの学生として、子どもとして、扱ってやってほしい。今日はそれを頼みに来たのじゃ」

 当主へ『お願い』をした。

「越権ですな。これは家の問題です」

「クヴァシル!」

「父上は黙ってください。私が今の当主です。フレイヤという商品の価値を下げず、出荷するのが我が最後の仕事。ユングはあれのことのみ偏り過ぎる」

「娘を商品などと、貴様は!」

「父上らの時代とは違う。世界中で変革の嵐が巻き起こっている。遠からず王政は崩れ、貴族もまた今のままでいることはできない。そのための種まきをせねば、ヴァナディースは路頭に迷いますぞ!」

「ぐ、ぬ」

 クヴァシルは一歩も引かない。父に怯えていた幼き頃とは違う。自分が正しい道を歩んでいる自負がある。のんびりと悠長に歩むには、魔導時代という世の流れは速過ぎるのだ。守りを固めるだけでは生き残れない。

 すでに生存競争は始まっている。王がただ王で、貴族がただ貴族で、そうあり続けられる時代はもう終わりつつあるのだ。

「マスター・グラスヘイム、お引き取りください。頭を下げられたとて、当家の方針が変わることはありませぬ」

「あの子は限界じゃ」

「耐えてもらわねば困るのです。これから先、耐えねばならぬ局面などいくらでも訪れます。その度に飲み込めず逃げ出すような者では困る」

「……」

「世の中は優しくない。それを教えるのも教育と存じます」

「耳が痛いのぉ」

 クヴァシルは徹底して正論である。それはグラスヘイムも理解している。彼にとってはこうして一人の学生のために動く、これで充分不公平であるのだから。

 耳が痛い、その通り過ぎて。

「其処を曲げて、お頼み申す」

 そして、グラスヘイムはひざを折り土下座をした。

「な、なりませぬ! 貴方が、貴方様が、そのようなことを!」

 狼狽するニエルドをよそに、

「情で私は動きません。お引き取りを」

 クヴァシルは頑なであった。その程度で揺らぐなら、もっと前に道を違えている。初めはそうせねばならぬと選んだ道。

 されど、今は迷いはない。

「あの子は、卿らのように強くないのだ」

「知った口を。貴方がフレイヤの何を知る? たかがいち講師風情が」

「クヴァシルッ!」

 ユングが止める間もなく、ニエルドがクヴァシルを殴った。力の限り、ヴァナディースの棟梁であった男が拳を振るったのだ。

「な、にを……血迷いましたか、父上!」

「……何も知らぬ小僧が。これ以上過ぎた口を叩けば、俺が貴様を殺すぞ!」

「年は取りたくないものですな、父上。私が動ける基盤を作り上げた、先見の明はどこへ行ったのやら。……やってみろ、現役を退いたジジイが」

 どちらも騎士として名を馳せ、名門を率いた、率いる者たち。

 やると言うのなら――

(どうなっている? なぜ、御爺様はここまで激昂しているのだ? 父上は何も、間違ったことなど言って――)

 どうすべきか、状況が飲み込み切れずに身動きのとれぬユング。

 親子が殺意を向け合う空気。二人に止まる気配はない。

 だが、

「やめろ、ニエルド」

 ゾク、その空気が、一瞬で凍る。

 ここにいる三人はユングを除きすでに現場を離れているが、それでも練達の騎士であったことに違いはない。今でもその辺の騎士では手も足も出ぬ実力がある。

 そんな三人の、息すらも凍った。

「道理はクヴァシルにある。俺はそれを曲げてほしい、とお願いしている立場だ。卿の拳には道理がない。何より――」

 三人は見た。

 その雰囲気の中心に立つ、黒き騎士を。

 若さと永き戦歴を兼ね備えた――

「親子が憎しみ合うでない。それは……悲しかろう」

 そんな姿が、陽炎のように消える。

 誰もが言葉に詰まる。今、死を覚悟させられた。二人の殺意を止めんと、それ以上の力で心をねじ伏せたのだ。

(なんだ、今のは。この、私が、震えて)

 クロイツェルの時とは違う。もっと根源的な恐怖であり畏怖。

 まるで――

「……マスター・グラスヘイム」

「なんじゃ、ニエルドや」

「貴方はもう風化すべき歴史と言った。繋げるべきではないと、申された。私はそれに従い、この者らに繋げずにおりました」

「うむ。そうじゃな。そうして欲しいと頼んだのはわしの方じゃ」

「ですが、やはり私はそうすべきでないと考えます。ヴァナディースの、アスガルドの、騎士の成り立ちを……知らねば間違えてしまう」

「だから言うておろう。此度、道理を違えておるのはわしじゃと」

「それでも、です。たかが講師、それはあんまりでしょう。貴方様に講師をお願いしたのは……我らヴァナディースであるのですから」

「「……?」」

 クヴァシル、ユングも知らぬこと。

「遠い過去の話じゃよ。わしは今楽しんでおるし、それに感謝もしておる。引け目を感じる必要などないのじゃ、ニエルド」

「引け目ではなく感謝と受け取っていただきたい」

「そうか……だが、やはり謝罪はせねばならぬよ。わしの動機は極めて個人的なものであり、公平から逸脱したもの。わし自らが課した規範にも反しておる」

「……」

「卑怯者じゃよ、わしは。自ら風化せよと望みながら、その過去を使い我を通そうとしておるのじゃから……すまぬな」

「あとはお任せください。判断するのは現当主であるクヴァシルであり確約はできませぬ。ですが、私なりに精一杯伝えさせていただきますゆえ」

「充分じゃ。では、わしはお暇しようかの。あと、帰り際に皆へ挨拶していきたいのじゃが、それは構わぬか?」

「皆、喜びます。私が許可を与えたと使用人にお伝えください」

「感謝する。ではの」

「今度は私が茶菓子でも持ってそちらへ伺います」

「うむ。待っておるよ」

 グラスヘイムはクヴァシルへ再度頭を下げ、申し訳なさそうにニエルドの書斎を出て行った。この部屋に残るは部屋の主であるニエルドと、

「どういうことか教えていただきましょう、父上」

「そのつもりだ。ユングも来なさい」

「……はい」

 クヴァシル、ユングのみ。

 二人の表情は険しい。当然であろう。目の前の男は何か重大なことを秘匿していたのだ。あの老人と結託して。

 彼らが本来、知るべきことを。

「この書斎はな、本来ヴァナディースの当主が代々受け継いできた場所である」

「……この部屋に秘密がある、と」

「その通り。ただし――」

 ニエルドは本棚にある一冊の本に手を触れ、それを傾ける。

 すると、

「「……っ」」

 本棚に突如、見たことのない文様が浮かび上がり、本や棚の仕切りが自ら形を変え、門のような形態へと変形した。

 魔導ではない。魔法ですら、ない。

「覚悟せよ。ここより先の『歴史』を知るはミズガルズでもごく一握り。アスガルドであれば王家、ウル・ユーダリル、そして今は私のみ、だ」

「……マスター・グラスヘイムは?」

「あの御方は、知るのではない」

「……?」

「見てきたのだ。その眼でな」

 ここより先に眠るは風化した歴史。いや、秘匿した情報と言うべきか。

 世界の真実、その一端が開帳する。

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