第74話:メガラニカの休日Ⅲ
クルスはこの時フレイヤ・ヴァナディースについて一つの仮説を立てていた。
彼女は普段、美しく、気高く、誰よりも己を律している。同い年ながら尊敬に値する人物である。クルス自身にとっても憧れに近い感情を抱いており、彼女のようになりたいと強く思っている。実力と品格を兼ね備えた素晴らしい女性だ。
ただ、そんな彼女にも年相応の一面があることをクルスは知った。親近感が湧いたし、ほんの少しだが別の感情も芽生えたような気もする。
気がしていた。
しかし、
「うーん、こちら『も』美味しいですわぁ」
「……」
フレイヤ・ヴァナディースの美しさに関しては明らかに、どう考えても、彼女の品格、己を律する心なしでは成り立たないのだと知る。
暴食、まだ普通の食事に関しては人より食べるな、ぐらいの感想だった。だがしかし、スイーツは駄目だ。完全にキマっている。
止まらない。
「ね、ねえ、そろそろ――」
「あら、あちらにも食べたことのない甘味がありますわね」
「お腹は?」
「調子は悪くありませんわ。すこぶる快調ですもの」
(調子は聞いてねえよ)
何度も止めようとした。傷つかないように、こうそれとなく「そろそろやめとこうよ」と伝えてきたのだが、全く届かない。微塵も響かない。
彼女はたぶん、自由にすると駄目になるタイプだ。
クルスは今日、見てはならぬフレイヤを目撃してしまったのかもしれない。
「うふ、次は――」
「まだァ!?」
誰かこの女を止めてくれ。どう考えてもデブるぞ。
進撃は――続く。
○
「満足ですわ」
「そっかぁ」
ご満悦のフレイヤと、あの時点でまだ半分も力を出していなかった彼女の飽くなき甘味への探求心、執着に畏怖を浮かべるクルスは今、食後のティータイムと洒落こんでいた。まあ、クルスからすれば食後とは言えぬ時間が経っていたのだが。
「クルスは小食でしたわね」
「君を見ているだけでお腹いっぱいになってね」
「まあ、お上手」
(お上手、じゃないんだわ)
フレイヤはクルスが紳士を気取り捻り出したお世辞と解釈したが、クルスはありのままの真実を口に出しただけである。クルスも食生活が貧しかった反動か、それなりに食べる方であるし、食に関しては貪欲な方でもある。
だが、彼は生まれて初めて、見ているだけで吐き気を覚えたのだ。食べていないのにお腹が拒絶反応を示したことも初めての経験である。
「店員さん、ケーキをおひとつ追加してくださるかしら?」
「畏まりました」
「……うっそぉ」
「お茶とケーキは合いますわよ?」
「其処じゃないよ」
いくら彼女が女性としては規格外の体格を持つとはいえ、完全に過剰摂取(オーバーカロリー)である。生まれが違えばもしかすると、とんでもない巨漢の彼女と出会う羽目になったのでは、とクルスは想像してしまう。
ぶんぶんとクルスは首を横に振る。彼女との思い出は綺麗な思い出なのだ。それを想像上とは言え汚したくはない。
体型を崩したフレイヤなど認めない。
彼もまたそこそこ厄介オタクの領域に足を踏み入れていたのだが自覚はない。もしかするとクルスとデリングは親友になれるのかもしれない。
知らんけど。
「……明日に差し障らない?」
「差し障る?」
「食べ過ぎで胃もたれ、とか」
「胃もたれ? したことありませんわね」
「そう」
もうどうにでもなれ、クルスの偽らざる思いであった。
○
ちなみに二人がお茶をしばいていたのはメガラニカ最大の百貨店である。まさにその名の通り数多の店が集い、数多の商品が並ぶ様は壮観の一言。何でも揃うのではないか、と錯覚してしまいそうなほどに百と言わず万が並ぶ。
ちょっと前まで二人は百貨店の本屋に立ち寄り、クルスがソロンから学んだことを皮切りに参考になりそうな本を二人で探した。その時の会話は真面目そのもの。体型を維持管理し、コントロールする重要性、その意識の高さにフレイヤも感銘を受けていた。あれだけ爆食した癖に今更意識高そうなこと、とクルスの脳裏にちらついたことは内緒である。まだ魔法はギリギリ解けていない。たぶん。
百貨店自体はアースにもあるためお茶をすると言う目的がなければ立ち寄る気はなかったのだが、フレイヤはきょろきょろと楽しそうに周囲を眺めている。
「楽しそうだね」
「ええ。こんな光景、初めてですもの」
「ふぅん。俺は行ったことないけど、そんなにアースの百貨店と違うの?」
「わたくしもありませんわよ」
「え? そうなんだ。と言うかフレイヤってどこで買い物するの?」
「実家で」
「……実家?」
「屋敷に来ていただきますの。適宜必要なお店に」
「……なるほどぉ」
この時点で察しの悪いクルスでも察してしまう。もしかしてフレイヤとデリングたちの家って結構差があるのでは、と。
クルスの脳内にあるランキング。最下層に自分の家があって、エッダのようなそれなりの土地持ち農家、それら全体を統括する地主、その辺りは細かくランキング付けされているのだが、その先は騎士じゃないお金持ちの家、騎士の家、名門、と言う感じでとてつもなくざっくりしたランキングがあったのだが、其処にとうとう新たな枠が出来る。名門の上に凄い名門が。一応その上に王様がいる。
未だ上流階級のことはちんぷんかんぷんなクルスであった。
(……しかし、俺が言うのもなんだけど)
クルスは目の端でフレイヤの様子を窺う目をキラキラさせながらあっちを向いたりこっちを向いたり、目の輝きと表情の変化で行きたさがわかるのだ。
高級そうな服飾関連などは興味なし。クルスたち男の子が大好きな最近流行りの機械仕掛けの時計などにも興味皆無。正直フレンとなら立ち寄りたかったが、フレイヤの手前諦めるしかない。と思いきや値札が視界に入り興味は失せた。
逆にクルスからしても安っぽい雑貨屋や玩具売り場、あとはこの期に及んでお菓子関係辺りには目敏く反応し、目と表情を輝かせる。
お菓子関係以外はクルスから誘う。するとわかりやすい自覚がないのか、クルスに対しなかなか分かっているじゃない、みたいな視線を送って来るのだ。
誰でもわかるだろ、とクルスは呆れてしまうのだが――
「早くエスコートしなさいな!」
「はいはい」
ウキウキの彼女を見ると何も言えなくなってしまう。
「へえ、こんなのあるんだ」
「あらあら、クルスはぬいぐるみも知りませんの?」
「近くの山にいるよ。生きているやつ。お祭りの前は山狩りして大人たちが――」
「黙りなさい」
「え、でも、熊のことでしょ? たまに近所の子がいなくなったら大体熊が――」
「ぬいぐるみのくまちゃんと野生の熊を一緒にするな、と言っていますの!」
「……は、はい」
恐ろしい目つきで睨まれ、口をつぐむクルス。正直クルスからすると害獣であり、年に数回食べられる肉と言う感覚しかない。食べられない熊に何の意味があるのだろうか、とクルスは首をひねる。くまちゃんの可愛さは伝わらなかった模様。
「わたくしも子どもの頃、どうしても欲しくてお兄様に買っていただきましたわ」
「へえ、フレイヤってお兄さんいるんだ」
「……」
「なに? その驚いた顔」
「た、確かにクルスが知っている道理はありませんわね。ただ、その、お兄様を知らぬ者がいること自体、思慮の外と言いますか」
「有名人なんだね」
「ヴァナディース家の次期当主ですわよ」
「そりゃあお兄さんなんだからそうでしょ」
「……」
「だから何だよ。そのマジかこいつ、みたいな顔は」
「……あと、一応次期騎士団長でもありますわ。アスガルドの」
「え、めっちゃ凄いじゃん!」
「……普通逆でしょうに」
「何か言った?」
「いいえ。何でもありませんわ」
ひとしきり驚いた顔をした後、何故か機嫌がさらに良くなるのはどういう理屈なのだろうか。クルスは考えるも答えは出ない。
ただ、
「……」
雑貨店でぬいぐるみに目を輝かせたり、今は安っぽいガラス細工のネックレスにご執心の様子を見て、クルスは頭をかく。普段の彼女は素晴らしい。けれど今の彼女も悪くない。爆食だけはいただけないけれど。
「……少し席を外しますわ」
「どこか面白そうなところあった? 一緒に行くよ」
「……お花を摘んで参ります」
「え、花畑なんてあった? どこ?」
「……女性がトイレに行くときはそう言いますの。一つ賢くなりましたわね!」
「へ、へえ。そりゃあすんません。あっしが浅学で」
トイレに行くならトイレに行くと言えばいいのに。エッダならその場でするぞ。七年前ぐらいの話だけど。そう言えばいつからだったろうか、エッダが自分の前でトイレと言う言葉自体を使わなくなったのは、などとクルスは考えながら――
「ふむ」
ふと、彼女が見ていたネックレスを見る。さすがにクルスもこの一年、名門の学校の中で揉まれ多少の審美眼はついてきた。これはきっと、大人の女性がするものではない。その辺の小さな子が背伸びして買うもの、なのだろう。
本物であれば宝石が輝く場所に硝子製、と思しきものが嵌まっている。それを飾り付ける周りもなんか、全体的に安っぽい色合いである。
彼女に似合うかと聞かれたなら、クルスはノーと言う。
それに、
「……ほう」
値札を見てクルスの眼が細まる。クルスは現在、メガラニカのおかげで小金持ちである(クルスの中では)。そりゃあ衣食住全部用意されているのだからお金は貯まる一方。ウハウハである。だが、さすがのクルスもそろそろ理解しつつあった。
メガラニカは給料が高い。そして物価も高いのだと。
(え、こんなのが二万リアもするの? え、なに、リンザール家だとこんな玩具みたいなやつを買うために借金しなきゃじゃん)
店員の目があるから、動揺は面に出さない。しかし、クルスの内心は大きく揺らいでいた。二万リアはクルスにとっては大金であるから。
ただ、特に使う予定もない。
何せクルスはここに至るまでの移動費も結構上手くやりくりしていたのだ。学園からユニオンまでの交通費はコロセウス負担。帰り分もちゃっかり申請してある。ゆえに必要なのはユニオン、メガラニカ間だけ。安いものである。
ここでの散財は何の問題もない。元々、お金は二の次、学ぶためにアシスタントの仕事に就いたのだ。まあ、貯金したい気持ちはあるが――
(……でも、二万リアと聞くと、何か高級な気がしてきた。硝子特有の光の反射とか、ちょっと虹色っぽいし、装飾も色見こそピンクが強い気がするけど、ものは悪くないんじゃないか? 知らんけど。いや、良くはないか。だが――)
先に言っておくとクルスはケチである。まあ、借金(奨学金)をしている身で散在癖があるのも困りものだが、冬にやった研修のお金はまだほとんど残っている状態。何せこの男、ほとんど物を買わないのだ。
そんな男が今、岐路に立つ。
買うか、買わないか。
もうすぐ彼女は戻って来るだろう。決断や如何に。
その後、戻ってきたフレイヤに「遅かったね」と声をかけたら返答代わりの拳が飛んできた。しかし、クルスは一切動じずに甘んじて受け止める。
避けても追撃が来るだけ。クルスはミラで学んだのだ。
女の拳は黙って受け止めるのが男の度量なのだと。モンスターによるしつけの成果が如何なく発揮されていた。そもそも彼にデリカシーがあれば、なのだが。
○
さらに二人は都市最大の観光地である大聖堂に訪れ、二人して真面目な顔で腕を組み見学する。芸術というものはわからない。聖堂の中は金多めの芸術品でぎんぎらぎんに輝いており、ちょっと目に悪そうな気もする。インパクトはある。
ただ、全体的に品がない。
フレイヤの顔も先ほどまでとは打って変わり、真面目な余所行きの顔つきになっていた。いつも通っぽいが、いつもより生気が薄い。
どうやらお互い、ゲージュツにはあまり興味がない様子。
「……何か、あれだね」
「……」
「アマダ行く?」
「……!? クルスが行きたいのなら、仕方なーくついて行ってあげますわ」
「はいはい」
とてもわかりやすくなったお嬢様を引き連れ、クルスは魔導製品小売りの雄、魔導量販店アマダへと向かう。店内を散策し、フレイヤはとてつもなく楽しそうだったが、クルスは笑顔で思っていた。
(マジで全部一緒じゃん)
と。
ある意味アマダの徹底した店内へのこだわりを感じ取ることが出来た。騎士剣のコーナーが別店舗にある以外、ほぼアースと同じである。
あと、今更であるがあれだけ男子一同、盛り上がった騎士剣も、彼女は特に気に留めずスルーしていたので、あの時の人選に間違いはなかったのだと確信する。
剣を語るなら男同士で。アスガルドの常識である。
そんなこんなで――
「乾杯!」
「乾杯ですわー!」
夕食はフレイヤの希望により、まさかの酒場をチョイスさせられた。彼女のお目当ては粗野な食事と、もう一つのメガラニカ名物、
「「ッ!?」」
二人して目を丸くする。これが噂の炭酸飲料か、と凄まじい衝撃を受けていたのだ。口の中が弾ける。ちょっと痛いぐらいに。
「し、新鮮な泡ですわね、きっと」
「うん。取れたてだと思う」
人生初体験。当然知見はなく明後日の感想を述べる二人。いつか原理を知った時、二人はあの頃を思い出し身悶えるのだろう。
なーにが取れたて新鮮な泡じゃ、と。
ここでも暴飲暴食。この日のフレイヤはもう完全にスイッチが入った怪物であった。もう一匹のモンスターも甘味に関しては随分緩かったが、絶対量が違い過ぎる。真のモンスターはこちらだったか、とクルスが思ったのは内緒の話。
全体の総括としては、メガラニカってすげえや、となった。
そんな感じで夕食も終わり、
「あー、もう食えない」
「そう? まだいけますわよ、わたくしは」
「さっき家のお金がどうこう言っていた君は何処に行ったんだ?」
「食費は必要経費。お父様たちもわかってくれますわ」
「そーですか」
明らかに必要分以上を摂取していたと思うが、まあ彼女のルールの範疇ならもう何も言うまい。彼女は凄かった、それで充分。
「……アースじゃ今日みたいに遊べない?」
「……何処に目があるかわかりませんもの」
「名門も大変だね」
「その分、良い思いをしていますわ。貴族とはそういうものですの」
「難しいなぁ」
「騎士に成るなら嫌でも覚えませんと」
「なら、君が教えてよ」
「……そうしようと、何度も思っていましたわよ。何度も」
「ま、気が向いたらでいいよ」
「そうしたらきっと、一生教えることは出来ませんわよ」
「何でさ?」
「……さあ。何でかしらね」
二人は夜のメガラニカを歩く。アスガルドとは良くも悪くも全然違う。明かりの絶えぬ都市に、どんと聳える学校。学校が都市の一部なのだ。
便利だと思うけど、サマースクール期間を終えて各学年の学生が揃った時、ちょっと手狭じゃないかな、とは思う。
まあ、今考えることではないけれど。
「そう言えばさ、ずっと聞こうと思っていたことがあったんだ」
「今日なら何を聞いても構いませんわよ」
「それはありがたいね。……なんで俺を倶楽部に誘ってくれたの?」
「愚問ですわ。貴方が困っていたから。それ以外ありまして?」
「ノブレスオブリージュ?」
「ええ」
気持ちのいい即答。思った通りの答え。彼女は骨の髄まで貴族なのだ。高貴なる者なのだ。だからこそ憧れた。だからこそ――
「……いつか君に恩を返したい」
「ふふ、いつでもお待ちしてますわよ」
(嘘付け。君は全く、これぽっちも、返してもらう気なんてないだろうに)
今、強く思う。素の彼女だけではない。普段の彼女とも肩を並べたい、と。
「だからとりあえず、一部を返済しておくよ。少しだけどね」
「……?」
クルスは胸ポケットからそれを取り出す。梱包もまた少し安っぽい。これが二万リアの梱包かよ、とツッコミをぐっとこらえたのはついさっきのこと。
「……なんで?」
フレイヤはそれを、雑貨屋のネックレスを見て呆ける。
「君がじっと見ていたから。迷惑だったら捨てていいよ。安物だし」
「も、もらえませんわよ。それに、お金が入用なのは――」
「奨学金は騎士に成って返す。そして、それは俺が働いて稼いだお金だ。だから、好きに使うよ。大丈夫、最近俺調子いいし、騎士にもきっと成れるから」
「……好き、に」
「いつか君に追いついてから恩の方も返していく。それは手付と言うことで」
クルスにとっては小さな返済、本当のところ恩返しとすら思っていない。だけど、相手にとっては、フレイヤにとっては――
「……最下位の癖に、生意気ですわ」
「四学年じゃ上を目指すよ。自信はある。ここでの学びのおかげで」
確かに勝ってはいない。だが、成長の実感はある。特別クラスの面々も格上ばかりだが、どうしようもないと思うほどの差があるとクルスは感じていない。
充分、手が届く範囲に彼らは、彼女はいる。
かつて、何も持たずにただ一人、村の片隅で何がために生まれたのか、それを自問自答していた少年の頃より、遥かに近い場所にいる。
あの時に比べたら、背中が見えるだけマシ。
ノアたちでさえ、クルスは一度として届かないと思ったことはない。
「なら、待っていますわね」
「そんなに待たせないよ」
「ふふ、どうかしら」
「憎まれ口を叩くなら返せ」
「あら、もうこれはわたくしの所有物ですもの。そうは問屋が卸しませんわよ」
明日からまた、騎士に成るための訓練が始まる。今日、彼女の知らなかった部分をたくさん知った。だから、より強く思う。
強くなろう。肩を並べよう。
「似合うかしら?」
「んー、まあまあ?」
「……そこでさらっと褒められないから淑女にモテませんのよ」
「うぐっ」
そして恩を返した時、初めて対等になることが出来るのだ。
二人は今、年相応な笑顔を浮かべて並んで歩いている。そのことにクルスは気づいていない。フレイヤから今の貌を引き出しているのは、今のクルス・リンザールなのだと理解していない。その歪みはいずれ、二人の関係を変えるかもしれない。
だが今は――今はただ、笑い合う。
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