月と牡丹の咲く箱庭で

のの(まゆたん@病持ちで返信等おくれます

第1話

「今日も玉環姫 公主様(王女)の御加減はよろしくないの?」

「ええ そうみたい」

「病弱な少女、名前だけの婚姻とはいえ・・大変だわ」

周りの召使 女官たちが噂話をしてる


「お身体は丈夫じゃないし 住んでいた国より ここは寒い国だから」

ため息まじりに 女官たちはさえずる小鳥たちのように話してる


「公主(王女)さま」

「ここは寒い国ね また休みわ 後で暖かで甘いものをお願いするわ」「はい」


姫の乳母が月花に話しかける

「お前は 月花 まだ子供、少女とはいえ お前は侍妾の一人よ 分かってるわね

いずれ大きく成長するわ」

ため息交じりには

美しい花のつぼみのような少女、月花を見つめて言った


「姫様 公主が子を産めなかったら 代わりに侍妾が産まなくてはいけない

それに夜伽も・・」


「はい」月花



22・1・11

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