第2話 私の恐怖

果てしなく続くおしゃべり。

少しのことに刺激され。

蜂の巣をつついたように無数の言葉が出てくる。

パソコンで書いた場合、フォントサイズも形もいろいろが出てくる。

もしかしたらカラフルかも知れない。


恐怖なのだ。

人の反応が。

私の心に響いて、わーわーと騒ぎ出す。

恐怖を振り払おうと、必死で声にする。

実際に声に出すとうるさくて、周りに迷惑をかける。

それで気をつかって声の代わりに文字にする。


もしも誰かがそばにいたら話すかも知れない。

話しを聞いてくれる人がいたら。

そしてそれが誰にも聞こえない場所なら。


自分でもこれが躁状態なのか、単なる恐怖なのかわからない部分がある。

とても疲れるし、涙がポロポロ沢山出てくる。

心地よい疲れではないけれど、心には沢山溜まったものがあるみたいだ。


言葉にとびきり上等の背広を着せて届けることができたらどんなに良いか。

私の心の声をきちんと文章にして、読めるように、相手の心に届くように。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

たまに考える さくらもち @sakuramochi_875

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る