兵衛が険悪なのに、少しびっくりしましたが、考えてみれば当然ですよね。
彼は、藤花を失ったんですから。
何枚も上手の兵衛に対し、碧霧、凄く頑張っています。偉いです!
(でも、つくづく、仲間はいても、友達はいないんだなぁ、と。家族も、父親はああで、母親も手厳しい。紫月に逢いたいよね、碧霧)
作者からの返信
碧霧、気持ちが焦って踏み込み過ぎました。
今までもほぼ面識がないですし、信頼関係を築くのはこれからです。というわけでピシャリと言われてしまいました。
実のところ、兵衛にとって碧霧の前評価は、そこまで悪くないです。千紫の息子ということと、重丸がベタ褒めしている(と思われる)ので。
ただ、藤花のことを思うと、すぐに仲良しって訳にはいかない兵衛でした。
碧霧に家族団らんは確かにないですね。千紫は愛情あるんですけど、旺知との緊張関係ゆえに、どうしても厳しくなってしまいます。(あくまでも為政者を育てるという立ち位置は変わらない)
今回のエピソード、視点が碧霧なので、「猿師」の言葉や態度が厳しい(ストレートにキッと厳しい、というより、ひねったかんじの厳しい、なのが尚更)ですが、「兵衛」の今までを思うと、兵衛の心に凄くひりひりします。
碧霧は、親とか過去(歴史的な意味の過去)とか、抱えるものが厳しいなあ……。
そして御化筋の話の向こうにある、大きな物語のうねりにどきどきする!
作者からの返信
碧霧、ちょっと焦ってしまいました。もう少し、慎重に行きたいところですが、若者らしく強引に行って、「青臭い」とペチリとやられました。
藤花のこともあるので、そう簡単に割りきれないというか、優しくできない兵衛です。
結局、碧霧は知らない間に親世代の因縁を全部背負っているようなものなので、理不尽な仕打ちも「???」で受けていることがあるかも。
そして物語が、人の国と繋がり始めした!