碧霧、何ヶ月も(1年位?)紫月の消息が分からないままは、本当に辛いと思います。
探しに行きたいのに、今は耐える時期、と。周りも自分も理解していて、理性的に自制する。
なかなかできることではないと思います。
そして、美玲がお使いに来たことも予想外でしたが、「千紫からの」お使いではなくて、「利久からの」お使いであることに、更に驚きました。利久は、誰かに情報を伝えるようなことはしない人物だと思っておりましたので、思うところがあっても、中立を保つかなぁ、と。
これは、嬉しいです。
(ただ、美玲はいろいろ辛いですよね。信頼されて、お使いを頼まれたのは、嬉しいだろうと思いますが、それよりも前に、いろいろありすぎました)
そして、兵衛が碧霧のもとに……って、藤花が亡くなったのは、この時期に当たるわけですね。
知ってはいましたが、やはり悲しいです。
……そうでしたよね、藤花は兵衛に何も言わなかったんですよね……。
碧霧と同じ。でも、碧霧は、これからいくらでも守ることができます。
碧霧、頑張って。
作者からの返信
碧霧の一年近くの流れを駆け足で、です。
>今は耐える時期、と。周りも自分も理解していて、理性的に自制する。
そうなんです。碧霧は旺知に対抗するためのシンボル的な存在でもあるので、隠ではないですが、軽率な行動に出て「死んでもらっては困る」のです。
美玲のことをずっと書くことができていなくてここに入れました。落山事件は、母親の佐和が関わっていることで、加害者の家族となりますが、結果として美玲の信頼を失墜させることにもなり、母親も殺されて、被害者とも言えます。
利久は、世代交代の時期に来ていると密かに感じています。今回は、美玲のために動いたといったところです。情報戦で遅れを取りがちだったので、利久の肩入れは心強いですね。
>藤花が亡くなったのは、この時期に当たるわけですね。
そうです。藤花が亡くなったのが春なので、それから数か月後といったところです。
何も知らされなかった自分と碧霧との境遇を兵衛は重ねている気がします。周囲の大人たちの思いが、すべて碧霧に集まってきます。
碧霧、ずっと、心配で、さみしかっただろうなあ……。
そんな中でも、周囲の環境を整えていくのは得意なのですね。
右近さんがいいかんじそうで、よかったです。
美玲さん、きっと、いろいろな感情を抱えているのだろうなあ。
御用使いたち、ちゃんと見て聞いてきたことを伝えてくれそうな名前!
そして、兵衛。
感情的でない話し方の向こうにある思いを思うと、苦しくなります……。
そしてやっぱりエイですよねっ!
作者からの返信
知らされず放っておかれるというのは、辛いですよね。千紫は碧霧には厳しいので、聞かれてすんなり教えるようなことはしないですし。
しょうがないので、できることをやっているという感じです。
右近は元気にやっています。たぶん、最初はびっくりしたでしょうけど!
美玲も辛い経験だったと思います。自分自身にケジメをつけるために利久に遣わされました。少しは気持ちの整理ができたと思います。そして、良見と多聞。「見ざる聞かざる」みたいで私のお気に入りネームです!
兵衛はきっと苦しすぎて、表に出せない状態かと思われます。で、すべての思いを碧霧に叩き込むつもり。(ある意味、怖い)
そして兵衛と言えば、エイとカラスです!