利久の、仕事に対する厳しい姿勢とか、考えを素早く深く巡らせる様子とかに、おおぅ……! です。
佐和、ほんとに見る目がなかったですねえ。(見ようともしていなかったのかな)
「千紫がびしびし指令→まわりがばたばた動く」という雰囲気が好きなのですが、今回のやりとりは、それとは違うかんじで、でも、だからこそ新鮮で、どきどきしました!
(私、感想部分がいつも擬態語か顔文字だ……。ごめんなさい、浅い表現の奥にある、深い思いを読み取っていただけましたら幸いです汗)
作者からの返信
利久は、のんびり・あたふたした風貌ですが、それなりの胆力の持ち主です。家でぎゃんぎゃん吠えている内は、佐和のことも大目に見ていたのだとおもいます。(佐和はそれに気づいていませんでしたね)
今回ばかりは深芳と紫月に起こったことなので、千紫は少し感情的になっています。そのためか、利久に諭されるような形になってしまいました。
でも大丈夫です。千紫、ちゃんと働きますよ~!
擬態語・顔文字ウエルカムです! ていうか、李奈さん顔文字いっぱい知ってますよね~。私、どうやって変換しても出てこなくて、いつもすごいなあって見てます!
利久のことは「良い人」と思っていたのですが、……いえ、間違いなく良い人なのですが、感情では動かない、怖さのような強さを持つ人だと思いました。
普通の人は、深芳にすべてを託すという決断は、なかなかできないような気がしますし、もっと早く千紫のところに飛んできそうなものですが、利久はそうではないんですよね。
自分の立場では何もできないと割り切り、慌てることが悪手になると考え、自分の領域の中で最善を尽くす。敵に回したら怖いけれど、味方としては(ときに、焦れたり苛立ったりしてしまいそうですが)、とても心強いです。
千紫が押されているようにすら感じました。
そして、その利久が、なにやら決意しましたよね。この先に大きく関わってきそうで、楽しみです。
作者からの返信
御用方の「口を閉ざす」は、かなり徹底しています。
仮に伯家にとって都合の悪い会話であっても、原則は告げ口しません。
(御用使いの告げ口がまかり通るようになると、御用使い自身が嘘の告げ口をするかもしれませんし、告げ口されることを見越してわざと聞こえるように虚言を吐く者も出てくるかもしれないからです)
そんな御用使いを率いる利久は、あたふた動き回っている印象が強いですが、何を聞いても口を閉ざし続ける胆力を持っています。(そういう意味では千紫の方が情に厚い)
ただ今回ばかりは、娘が巻き込まれているので「口を開いた」といったところでしょうか。
千紫への報告は確かに遅すぎるものでしたが、深芳の「全てこちらで対処する」という言葉と、下手に動けない状況を加味し、対応を彼女に託しました。
でも利久、ちょっと怒っちゃいましたね。何を決意したのか、です。
いつも冷静なイメージの千紫さまですが、紫月さんや深芳さまに関わることなので冷静ではいられなくなりますよね……。ここで相対した人が利久さんでよかったなと思いました。
作者からの返信
千紫はもともと情に厚い女性なので、身内のこと(彼女にとって深芳、藤花、紫月は身内)となると冷静ではいられません。
でも旺知がしでかしたことなので、実はできることってそんなになくて。そんな中、利久が冷静でした。(深芳が「こちらで対処する」と言ったのも判断の一つですね~)