紫月、コブに手を当てて、同調で羽化の手助けをしていますが、歌も歌っていますよね?
それで、大騒ぎにならないのは、そもそも、この場に、月詞の存在を知っている者がいないから……(ということですよね、きっと! あ、本気の月詞じゃないから、ってこともある?)
密かに(私が)緊張していたので、ホッとしたというか、気が抜けたというか。
でも、これで、紫月は天狗たちの心をぐっと掴みましたよね。
佐一の到着が待ち遠しいです。佐一、驚きますよねぇ。
作者からの返信
はい、もう完全に好き勝手に歌っています。
それで大騒ぎにならないのは、月詞を知っている者がいないからです。
月詞は、月夜の変の後の三百年は誰も歌っていないはずです。(歌えそうな鬼は殺されたので) 公で披露されたのは、三百年前の御前会で藤花が歌った風の御詞が最後です。(あれさえも、洞家や家元のみが集まっている閉じた会) ちなみに与平は、この時に聞いてます。(当時家元だった十兵衛に連れられて来ている)
伯家も自分達の威厳を保つために滅多に歌わなかった歌ですので、下々の者は聞いても「不思議な歌だなあ」くらいで、今となっては月詞だと分かるあやかしがどれだけいるか。
それでも、人心(妖心?)を鷲掴みしてしまうほどの威力がある歌ではあるので、碧霧としては大人しくしていて欲しいし、下手に父親の耳にも入れたくないし、という感じです。
いろいろコメント、ありがとうございます。この部分に関しても、若干の説明不足がある気がしますので、折を見てこれまでの話の中に組み込んでいきたいと思います。 (メモっとかないと忘れるな)
そして、紫月は天狗たちの心を鷲掴みです!
あとは佐一どんが来るのを待つのみです。(*´艸`)
真比呂さんに続いて勇比呂さんもデレた!お二人とも悪い人じゃないんですよね、ちょっと最初だから意地悪しちゃっただけで。それもこれも、紫月さんの健気さと頑張りがみんなの心を開いていったのだと。なんだか目頭が熱くなってしまいます……。
作者からの返信
二人とも根が善良。悪いことを出来ない奴らです。
紫月の頑張りに、ちょこっと心動いてくれました!
そして徐々に懐に入っていくという……(*´艸`)