王道であり、変化球でもあり、やっぱり王道ですね

異世界転移における最初の『壁』として思い浮かべる内容は人それぞれだろう。

例えば出現した場所が悪かったり、タイミングが良くなかったり、いきなり敵と遭遇するかもしれない。

多くの場合では与えられたチートやスキル、知識で解決するか、あるいは本人が持っていた能力などを駆使して解決へといたる物語をよく目にする。

しかし、この作品は違った。
主人公にはチートもスキルも知識すら与えられなかったらしい。

同じ人間に喋りかけても返ってくるのは『知らないコトバ』であり、日本語は当然通じない。

そう、勇者に最初に立ち塞がった壁は――『言語』だったのだ!!

シリアス有り、ギャグ有り、バトル有り。

努力型の主人公が試行錯誤を繰り返しながら成長するストーリーは個人的に大好物なので、とても面白く読ませていただきました。