前半、ラブレター疑惑からのアーネの嫉妬満載な内心をのぞけて、「やはり彼女もアルノーを愛していたんだなあ。一度も思いを遂げず逝ってしまって、そりゃ悪態つきたくもなるよなあ」などと、少し切なくも微笑ましく読んでいたら、後半ですよ。。
まさかのアルノーの術が発動して、彼の言葉がきけるとは。。
上手く伝えることがまとまっていなかった点や、悔いはない等の嘘も多かった点が、とても人間らしく、涙を誘いました😭
しかも、門下生たちがみんな集まらないと発動しない仕掛けとか、にくい演出。。
賢くて強いのに、大事なところはヘタレだったアルノー。高貴な血でありながら泥臭い生き方で、「人」の魅力を教えてくれた愛すべき主人公。
アーネたちだけでなく、読者にも最後に言葉を残してくれて、有り難う。
そんな気持ちでいっぱいです。🥹
作者からの返信
みた よしひと様、コメントありがとうございます!
ラブレターの絡みは、後半重くなるのが分かっていたので、少しでも雰囲気を軽くしておこうとディアナにまたゲンコツを浴びてもらいました。
アルノーの遺言は何というか、残さなかった方がマシで、アーネ達としても見なかった方がマシな代物となってしまいました。
アルノーもその辺、残さない方が都合の良いパターンがあると理解してたとは思います。
それでも、残したであろうアーネや弟子達に、少しでも何か残そうとして欲張った結果、こうなりました。
お通夜ムードとなったものの、アルノーが残したものは、今後のキーとなっていく予定です。
今回もご高覧頂き、ありがとうございましたm(_ _)m。
ああ、アルノー……。
なんて切ないのでしょう。
アーネはこの先どうすればいいのか、悩んでしまいそうです。
作者からの返信
黒河あこ様、コメントありがとうございます!
弟子達のペンダントに仕込んだリヴァイアサンの魔石の欠片によって、限定的な再会の回でした。
この遺言を仕込んだ時点では、あのようなラストを迎えるとは思いもしていないので、しくじって敵勢力や師匠に敗れた時の想定です。
アーネにとっては、試練の始まりですね。
今回もご高覧頂き、ありがとうございましたm(_ _)m。
アルノ―さん、ここでそれはないでしょう^^;
隠し味も利きすぎると……って奴ですね。
近藤さん亡きあとの新撰組に、死んだはずの近藤さんが「やあ」とか言い出して遺言を聞かされたら……みたいな感じです。
果たして門下生たちはどうなってしまうのか。
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
四谷軒様、コメントありがとうございます!
アルノー、あの最期をまったく想定していなかったが故の、良かれと思って(それと自己満足も多分にあって)の行動でした。
近藤さんの遺言は気になりますねえ。
内容次第では、箱館戦争前に新撰組(この時期だと名前違いますが)が解散……しないか。
土方さんですし。
二章内では、様々な理由で道場は変化を強いられますが、今回の遺言もその一端となっていきます。
今回もご高覧頂き、ありがとうございましたm(_ _)m。
まま、アーネさんが気に止むことはないですよ。アルノーさんが勝手に暴走したので、仕方がないですね。。。
それにしても、リヴァイアサンの力無しであそこまで術を極めるとは。。本当に、ただの騎士として技を磨き、後世に残すような技の数々を生み出していてくれたら良かったのかもしれないですね。その方が才能があったかも。
作者からの返信
海藻ネオ様、コメントありがとうございます!
水鏡《ウォーター・アバター》で再登場のお師匠様でした。
アーネを含む道場メンバーにハイダメージを叩き込んでいます。
なお、本人は善意半分、自己満足半分で遺した模様。
アルノーの指南書、実はかなり革命的なものだったりします。
後ほどとある人物からも、アルノーは革命家では無く、発明家になるべきだったと言わしめるほどの逸品です。
これは誰もがしんどいですね。アルノーの善意から来ている言葉だからこそ余計に残された人達は傷を負ってしまうのが辛いです。
本当によく話し合っておく事は重要ですね。
作者からの返信
右中桂示様、コメントありがとうございます!
そうですね、アルノーからすれば、凄く純粋な気持ちで残したものではあるのですが……。
遺言を残したタイミングでは、あのような終わり方になるとは、考えていなかったのだろうと思います。
結果、残したアーネや弟子達に少なからず衝撃を残してしまいました。
とはいえアルノーの目的と真意を正しく知ることは、今後を生きるうえで、アーネ達に必要不可欠だったのでは無いかとも思います。
生きて話し合えれば、より良かったのでしょうが……。
コメント失礼します。
やるせなさで一杯になりました。
もっと早く腹の中を話し合っていれば。と痛感すると同時に、いやこれ怒るって、殴られるって、と苦笑してしまいました。
アルノーさんの敗因は独りで全部やろうとしたことかもしれない。そんな気持ちにさせられました。
作者からの返信
森羅秋様、コメントありがとうございます!
よし、みんなで頑張ろうというところでの、アーネ達のテンション爆サゲ回でございました。
1章でもここぞというところでやらかす癖があったアルノーですが、何と死後においても悪癖は健在という。
振り回されるアーネや弟子達が不憫です(おまいう)。
アルノーの敗因は仰る通りだと思います。一番に味方に付けなきゃいけない相手を、あーだこーだ理由をつけて放置したツケでもありますね。
アルノーさん、あなたそれをねもっと早くに。という気持ちでいっぱいですよ。そのツラ殴ってやりたくなりましたよ、本当に。泣かせるんじゃない!と言ってやりたい。
作者からの返信
朝倉様、コメントありがとうございます!
・アーネと門下生は庇護すべき相手であり、裏切られることはないと、勝手に安心していた。
・巻き込んでしまえば狙われる危険がある。或いは後ろ暗い行為に、罪悪感を持たせてしまうことに繋がるので、意図して誘わなかった。
・仲間を持たずとも暗殺→反抗→改革を独力で成し遂げることが、(不幸にも)出来てしまった。
・そもそも自分の願いは正しいものであり、受け入れられるものと盲信していた。
この辺りがアルノー側の事情(エゴ)でしょうか。
ならば嫌われる覚悟で改革を断行すれば良かったのに、それすら出来なかったことがアルノーのエゴであり弱さです。(綺麗な)遺言を残すあたりが、その現れでしょうか。
ちなみに門下生の中に一人、一連のアルノーの行動について、ぶん殴りたい勢いで憤っている子がいます。
第三章でクローズアップする予定だったりします。
ディアナが見つけた指南書、危うく燃やすとこでしたね!
そして、何やらペンダントからアルノーらしき声が聞こえてきた!
映像ですか!?
皆が集まってからでないと発動しないようにした仕掛けが、実に理にかなっていて彼らしい!
ちょっと感動です!
彼の話が、あまりに自然な呼びかけなので、このまま会話できるのではないかと勘違いしてしまいます。
これを後で聞くと、余計に泣けてきます。
作者からの返信
改めまして島村 翔様、コメントありがとうございます!
デュオが止めるのが後2秒遅かったら、燃え滓と化していたところでした。
ディアナはまあ、自業自得です。
工夫を凝らした遺言の水人形、うっかり無関係の人や敵対者に見られると大変な事になりかねないので、念には念を入れてました。
仕込んだのはまだ凶行に走る前なので、本人もまだ人間味あるというか、覚悟が足りない状況で喋っています。
この時は、ジェラールに返り討ちにあったりロベールに政争で負けたりは想定していましたが、流石にあの結末は予想だにしてなかったでしょうね……。
改めてご高覧頂き、誠にありがとうございましたm(_ _)m。