彩は、ふとしたきっかけで、新聞配達の『おじさん』(きっとおじさん。顔知らないし……。)と文通をはじめます。
文通と言っても、郵便ポストを介して、ほんの時々、手紙をかわすだけ。
中学から高校に進学した彩は、部活の喜びや、悩みを、『おじさん』に打ち明けるようになります。
だって、『おじさん』は、とっても優しく、あたたかく、彩の話を聞いてくれ、はげましてくれ、人生の示唆に富んだアドバイスをくれるのです。
その手紙の内容は、全て、読者に開示されます。
『おじさん』本当に良い事書くんですよ〜!
彩は、部活、頑張ります。とても良い親友もいます。
そして……。
彩を、深い深い眼差しで見つめる「ユート先輩」がいます。
もうね、青春!
すっごいキュンキュンするの!
その、彩を見つめる「ユート先輩」に。
すれ違ってしまう思いに。
読み進めるうち、読者の頬は、にやけて緩みっぱなしになってしまうでしょう。
この物語は、二章だて。第一章のエピソードを、違う人物から見ると、またこれが、すごくキュンキュンするんですよ〜!
はじめは、部活青春モノかな、と読みはじめ、途中からは、
キュンキュンがノンストップです♪
とても面白いから、キュンを求める全世界の女子に(殿方もね!)読んでいただきたいです。
読後感も良く、一話の文章量も軽めで、文章は読みやすいです。
オススメですよ!
ぜひ、ご一読を!
リアルな恋愛経験のない夢見る女子中学生の彩は、ふとした切っ掛けに新聞配達のおじさんと手紙のやり取りをするようになった。
こちらの作品は、放送部に所属した彩の部活や人との出会いを通して成長していく様子が描かれた「彩の青春編」と、『おじさん』サイドから描かれる「悠人の苦悩編」で構成された一粒で2度美味しいテイストとなっています。
青春ど真ん中の少年少女が紡ぎ出す、ちょっと遠回りだけど心は真っ直ぐ、でも時折フラッとしちゃうような浮遊感が絶妙です。読んでいてこんな青春が自分にも欲しかったな~、と羨むばかりです。
この初々しい恋のお話の結末は、是非その目でお確かめください!