第6話 やっと出番
「お待ちかねの時間が、やっと訪れたね」
待ちぼうけを食わされていた魂に神様が語りかけた。
「もう待ちくたびれましたよ」
その言葉には、消滅せずにやっと降下する事が出来るという安堵の気持ちが含まれていた。
「これだけ待たせてだけあって、期待を裏切らない素晴らしいご両親だよ。幸せにおなり」
神様に見守られて、魂はゆっくりと降下した。
マディのお腹を目指して。
【 完 】
ずっと向こうから待っていたよ ゆりえる @yurieru
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