デスゲーム

「禄印教授…本当にやるのですか?」

…もちろんだともと私は首を縦に振る。そうするとまた他のじゃがっいも共が私に言う。

「ですがこの前も、その前も、そのその前も…」

前?…私は覚えていないな…このじゃっがぁぁいも共は何を言っているのか。

「失敗したじゃないですか…」

かっちぃぃぃぃん!

「あ…お前それは…」

「貴様らぁぁぁぁっ!」

私が机を叩く。そして周りの奴らがこっちを向く。そして手のひらが痛い。

「痛ったぁぁぁぁぁいぃん」

私の口から情けない声が出る。涙が出そうだ。

「あぁっ!大丈夫ですか教授…」

このっ…このじゃがいもめがっ!

「いっ…いいか良く聞け!あれは失敗ではなく道!段階なのだよ!つまり今日こそは完成するのだぁぁぁ!」

「いやそんな事言ったって…」

「うるさいうるさいうるさぁい!私はやるのだ!貴様らを…じゃがいもっにするのだぁぁ!」

「はぁ…馬鹿ですか?」

「馬鹿とは何だ馬鹿とはっ!私は…全国のコミュ症の為に人類が皆じゃがいもに見える薬!じゃがいんを作るのだっ!」

そう私はじゃがいもに…コミュ症の皆にじゃがいもを…と私が言っている最中に従業員…の田中が私の後ろを指差していた。よくあるやつだ。後ろを指差して何もいないと前を向くと今度はまるで絶望したような目で後ろを見てる。私はそういうのが一番嫌いなのだ!

「何後ろを見ているっ!私を見ろっ!全く…何が…」

後ろを向いた時。まるでオレンジの煙。名前は隠すがポ○モンのようかいえきの様な色をした煙が私の視界を曇らせる。臭い。なんだこれは…そして妙に眠い。寝…。目を瞑る瞬間後ろに液体が飛び散った様に見えたが…私は赤の液体は今持っていない…気のせ……。


30分程したろうか。私は起きた。白い床。白い壁。どちらも何処までも繋がっている様に見えた。見たい…この先にはいったい何が…でへへへへぶふぃんっ!

突如後頭部に痛みが。

「なっ何をするっ!」

後ろを振り返ると一人の少女が。

「はあっ⁉︎あんたがフラフラどっか行こうとするからでしょ⁉︎つか早く説明しなさいよっ!」

「説明…?何のことだ…?」

後ろには少女とその他大勢…ざっと40という所か。

「はぁっ⁉︎皆にはもう聞いたのよ⁉︎そしたら皆知らないって!」

「いや俺も知らな…」

「うふふそうですよぉ!禄院洋二ちゃまは知らないのですよっ!」

俺の話を遮りメリーゴーランドが下から出てきた。キラキラとした曲が流れ…小さい人形が出てきた。

「うふふふふっ!皆様しっかり40人お目覚めしましたねんっ♡本当に…」

「本当に…?」

「…あぁぁぁぁほっ♡」

「…は?」

「ゆっくりゆっくり一生寝てりゃよかったのによぉ…えっ?起きちゃったんだもんなぁぁあひゃひゃひゃひゃ!まじウケんだけどっ!」

「何言ってんだよっ!起きるに決まってんだろがっ!」

後ろのリーゼントが人形に叫んだ。そりゃあそうだ死以外なら一回寝たら起きる。それが生き物だ。

「はぁ…?あんたらが起きんのも死ぬのも勝手だけどよぉ…わたくしのせいにさせてくれるのはやめてくださるかしら?蔵町ちゃま」

急にお淑やかになった…?二重人格か…?

「…うふふ…確かに寝かせたのは私…た…ち…ですが起きたのは貴方達…これはそういう風に作られているのです♡」

「…どういうことよ」

「うふふ…察しが悪いで…ったく…察しが悪いなてめぇらぁぁぁ!だからよぉ…!おめぇらが早く起きなきゃとか考えてたら起きるってわぁけ!思わなかったらそのまま極楽…!そうゆう事なんだよぉぉぉお?」

「…は?」

この中の40人が言っただろう

「だからお前らには死んでもらうためにデス…やべ電話だわ…とりま…すいませんがレクリエーションという事でお話して頂いてもらえますか?あ…お茶菓子やお紅茶は置いておりますのでどうぞ…それでは」

話終わるとメリーゴーランドは下へずんずん下がり。扉が閉まった…

「…どういうことだ…」

俺…いや俺達はこのままどうなってしまうのか…




         管理棟3F

「おやおや…困っておるなぁ…それにしても変なことしはる」

「まさか死に損ないにチャンスを与えるとはに☆」

「そうですわね…あんな人間にチャンスを与えるとはいったい何をかん…がえてるんだろうなぁぁぁ!あひゃひゃひゃひゃ!」

「ボス…ナ…ニヲカンガエ…テル…?」

「…」

「ほんとだかや!何考えてるけん?えぇっ⁉︎」

「…人間を導くのは…私達神の定め…だろう」

「まぁ…そうですわねぇ♡」

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デスゲーム・サイエンス ベニテングダケ @oojamiuo

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