特にキャンプ好きとも思われない初心者風の男たちが湖畔に集まりキャンプを始める、という物語。なんとなく侘びしい類のお話かと思いきや、そうじゃなかった。坂を転がり落ちていくような展開は誰でも、ある程度はわかるでしょう。しかし皮を剥いでみるととんでもない奇譚だったというところが、このお話が個性を放っているところだと思います。