★★★ Excellent!!! 琴線に触れる作品! まきむら唯人 『よろず屋うろん堂』を起点に始まる、様々な人の物語です。 人間の持つ様々な感情、心を浮き彫りにしつつも、最後には「大丈夫だよ」とすくい上げてくれる物語の数々。 短編になっているので、とても読みやすく入り込みやすいです。 今の時代だからこそ読んで欲しいお話がたくさん。 読む人それぞれの解釈で、読んだその時々で刺さるモノに違いが生まれそうにも感じました。 第一作品後半の流れも、そうきたかと。構成力も驚かされます。 『よろず屋うろん堂』。たくさんの方の目に触れて欲しい作品。おすすめです! レビューいいね! 2 2022年2月22日 15:37
★★★ Excellent!!! うろん堂は、大切なことを思い出させてくれます。 坂井令和 『よろず屋うろん堂』にまつわる短編集です。 ここには、どんなものでもおいてあります。 ここに入ったならば人生が変わることでしょう。 値段は、一度お持ち帰りになって、その人自身が決めます。 色んな人たちがうろん堂にやってきます。 小説家。 親を亡くした少女。 夫婦仲がさめた旦那。 美しくなりたい女性。 などなど。 色んなものを買っていきます。 眼鏡 交換日記ノート 藁人形 ワイングラス 素晴らしい帯 これらの何気ないアイテムが奇跡をおこします。 メッセージ性あります。 感動あります。 忘れていたことを思い出させてくれます。 大事なことを再認識させてくれますね。 素敵なお話です! レビューいいね! 4 2022年1月27日 11:07
★★★ Excellent!!! 新感覚ミステリー爆誕!この店は正か邪か?訪れた客は何を得て、何を失う? 風鈴 いろいろな小話が集まったお話で、それぞれが興味深く、楽しめる。 お客さんは年齢も様々で、それが幅広い物語の世界を創り出す。 ここの妖怪?は、ナゾであり、このお店の女主人もナゾである。 いや、この店自体が謎なのだ! だから、うろん堂! うろんな人、もとい、いろんな人が、この妖怪に誘われて、やって来る。 そして、この妖怪は、出張もする。 それは、更なるナゾを巻き起こし、ミステリーをふんだんに盛り込んで、読者をうろんな世界へと導くのだ! このお店、もちろん、うどん堂ではない! 食べるところではなく・・・・〇〇られるところ! ホラーなのだ。 でも、哀しくも、温かいホラーなのだ!! レビューいいね! 2 2022年1月21日 12:16