『時間』

矢田誠一

第1話

頭の中では時間は  

嫌、身体も過去を覚えてるはずなのに

なんで

時間は前に進むと言うのだろう?

僕達の頭の中の記憶も身体も

過去からの記憶しかない。

DNAと呼ばれる遺伝子も過去からの記憶でしか

ない。

しかし、時間は、前へ進む。

どこが時間の軸になっているのだろう?

一節によるとビックバンの始まりが時間の軸って言うけど

ビックバンの前は時間はどうなっているの?

僕達の頭や身体は過去の記憶なのに、

時間は前へ進む。

まるで人間?  の記憶?を軸に、

時間の作用反作用が働いている様だ。

嫌、僕達の身体が、DNAが覚えてる事は、

きっと、蟻にも

    象にも

わかるはず。

DNAは、地球に降り立った生命の記憶と共に、

まるで、木が枝分かれしたみたいに、猿や人間や象や鷲や鷹やカブトムシやサンマやイルカやエイやトカゲ・・・ありとあらゆる生命が今を共有している。

 だから、生命そのものが時間を過去を覚えてるはず・・・。

しかし、時間は前へと進むと、

  僕達人間は、教科書や一般論で、教えられて来た。

生命が、過去を記憶しており、過去の流れで生きているのなら時間は、過去のままではないだろうか?

じゃあ、生命以外の鉱物や星や太陽はどうだろう?多分過去からの記憶でしかない筈・・・。

 しかし、時間は前へと進むと僕達は教科書や一般論で学んで来た・・・

このAIはどうだろう?未来から来たのか?嫌、人間達の過去の技術の集積と物理的な物質の組み合わせと人間達による過去からの情報の集積である。  

 だから、過去の記憶しか持ってない筈・・・。

じゃあ時間は、過去からのずーと止まっているの?と思う。僕達の教科書はそう答えない。一般論も・・・。

多分、物質も生命も過去からの記憶でほぼ成り立ってる。ビックバンから・・・。

空間はどうだろう?今だろうか?過去だろうか?

  未来だろうか?  

空間は微細な物質のゲルと言うものらしい・・・。

故に空間も過去の記憶を持ってると考えてもいいのか?

 大きく広がった宇宙空間・・・。空間も過去の記憶を持ってるなら、


力の元締め、『ビッグバン』は、大きな塊が爆発したんじゃないか?

宇宙全方向に・・・。

過去を作りながら生命を宿しながら・・・。

炎というのものがある・・・。

世の中には・・・。

過去も過去の記憶すらも揉み込む炎・・・。

炎のみが過去を消し去る。そう、跡形もない灰と言う過去を覚えているのか?いないのか?わからないものを作り出す。

 炎は、灰を作りながら、空中に細かな粒子を飛ばしながら、そう、ゲルとなりながら、空中に溶け込みながら熱を出す。熱が、過去の塊なのか?

炎と言う『今』。

そして、燃えて行った、過去・・・。

そして、今。

私達のこの身体も、いづれ炎に包まれる。死んでしまったら・・・。墓に入る前に・・・。

そして、過去を、熱として変換しながら、温かさを誰かに与える。悲しみと共に・・・。

炎は、多分、大きければ大きいほど、何でも飲み込むのだろう・・・。悲しみと苦しみと共に・・・。

熱が今を作り出す。過去を飲み込む・・・。

では、未来とは・・・?

私達人間は、シュミレートと言う未来へ頭や図面やコンピュータで行ける。私達の頭は、過去からの集積である程度未来を予測出来る。

時間は前に進むだけだろうか?

時間と言う空想に私達は居るだけではないだろうか?        

  ビックバンが、爆発なら、私達が時たま吸う、

煙草の様に、熱を出しながら、灰と、ゲルを作り出す。灰が、宇宙中心部であり、ゲルが、惑星や恒星と考えられる。宇宙の外は、ビッグバンを囲う、圧力みたいなものだろうか?その、宇宙の外の圧力にビッグバンのエネルギーが勝った時宇宙は、

  広がる。

そして、ビッグバンが一回切りなら、そのエネルギーが、なくなりかけたら、

 宇宙は縮小し始める・・・。

しかしこれも、私の過去の情報からのシュミレートである・・・。

時間とは・・・。

  人間の脳が作り出した、マヤカシの論理ではないだろうか?  

  ただ、最初は、人と、人が、会う為の、都合の良い、場所決めとタイミングだった・・・。

太陽が、月が、この位置にあると言う、空間のタイミングだった・・・。

     多分、時間とは、人間が、妄想した

        マヤカシだろう・・・

        終わり。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

『時間』 矢田誠一 @yattyann

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る