作者様の気合が凄く、序盤からゆっくりと背景描写をしており、世界観や雰囲気を肌で感じる事が出来るくらいにしっとりとした内容になってます。細かな点をより詳しく書いていて、世界観に没入することで読み手を引き込みます。
ヒロインであるケモミミ幼女のコンが登場してからはビジュアルが一部ついており、イメージをの幅を広げ、自然とキャラクターが脳内に浮かぶようになってきます。
キャラクター同士の掛け合いが良く、樹と花奈とコンが和気藹々と雑談している中、主人公である四季はちょっと疎外感を覚えていたりと、休日のお父さん感がでており、哀愁漂う側面も持ちつつ、コンがミスや失敗をしても常に気を配り、安心させてあげたりと、持ちつ持たれつ非常にキャラクター同士の絡みが尊い出来に仕上がっていると思います。
また、食事描写が多く含まれており、見ていると非常にお腹が空いてきます。特に序盤の稲荷の描写は一瞬本気でコンビニに走ろうか?と思ってしまう程深く共感でき、その後に出てくる食事シーンも可愛いコンが一生懸命頬張ってる姿を想像するととても心がほっこりしました。
世界観やキャラクターの背景に少しばかり暗い過去があったり、神様が盗まれたお宝を取り戻す過程でもしかしたらまた色んな展開を見せてくれると思いますので、期待も込めて作者様を応援したく☆3で評価させていただきます。
世界観、キャラクター、ビジュアル私個人的には非常に魅力的に感じられたので、少しでも共感して頂けた方は是非とも作者様を応援していただけると嬉しいです。
まず、狐幼女が可愛いらしい。
そして一描写ごとにキャラクターが実際に血の通った存在であるかのような、躍動感と情緒を感じられて良い。狐幼女と主人公以外にも、やたらとキャラが濃い登場人物達が多く、彼らの掛け合いも笑いを誘い面白い。文章からキャラクターを描く上での、作者様の愛や熱意が伝わってくるかのようである。
風景、自然、地理、食事、文化、人間関係。各々が事細かに説明されており、良く世界観を表現されています。やや展開がゆっくりめなので、序盤で読むのを止めてしまう読者様も居そうなのがもったいない。ですが(DAY1部分を読ませていただきましたかぎりの内容では)主人公の日常に加わった狐幼女との、のんびりと穏やかな世界観が好みの方にはオススメでございます。