久々に読み返させていただきました。やっぱり新代さんの作品好きだなあと言う気持ちでいっぱいです。読んでいると色々考えてしまって、チリチリと心の底を炙られているような、冷え込んでいく気持ちになるような不思議な心地がします。褒め言葉に聞こえないかもしれませんがめちゃくちゃ褒めてます。そのぐらいのリアリティや、感情の解像度が高いと言いたいのです。
そしてこのラストもすきです。どこか救いがあって、温かみがあって。それでいて大味な救いを与えるわけではなく。本当に繊細な文体の光る名作だと思います。胸がいっぱいになるとはまさにこのことです。本当に素敵な物語をありがとうございました
作者からの返信
最後まで読んでいただきありがとうございます。本当、たくさんお褒めの言葉をいただけて光栄です。
個人的にこういうラストがとても好きで、不安が残りつつもほんのり希望がある感じ、書いている私自身も感傷的な気分になりました。
作者自身も好きな作品なので褒めていただけてとっても嬉しいです。
素敵なレビューも書いて頂きありがとうございました。
紬の自殺志願者の核心を突くような発言はどれも心打たれました。二人にはこの先幸せに生きていってほしいですね。
素晴らしい作品をありがとうございます。
作者からの返信
最後まで読んでいただきありがとうございます。
結構踏み込んで書いたつもりなので、紬の心情が伝わったなら嬉しいです。
読了しました。
リメイクされたことにより、1周目とはまた違う楽しみ方を与えてくれました。
2人の未来に幸せが待っていることをいつも望んでいます。
素晴らしい作品に出会わせて頂きありがとうございました。
作者からの返信
リメイク版も読んでいただきありがとうございました。とても嬉しいです。
紬の視点を入れて見たりなど新たな試みもありつつ……という感じでしたが、楽しんでいただけたなら幸いです。
はじめまして。
「メディアワークス文庫〈3つのお題コンテスト〉」特別賞、おめでとうございます。
私もこのコンテストに応募していたので、受賞作品が気になって拝読させて頂きました。
作者様のプロフィールにもある「そっと寄り添う」ことがコンセプトになっている素敵な作品だと思いました。
詩摘くん、強くなりましたね。
2人の偶然の出逢いからの成長、心の動きがすごくよく伝わってきました。
番外編の最初の項目。「前を向いて生きてみる。」に拍手👏!
作者からの返信
風の子ふうこさん。
お祝い&お褒めの言葉、ありがとうございます♪
小説を書く上でのコンセプトや、詩摘くんの心の動きといった部分がしっかり伝わってくれて嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました◟̊◞̊
自殺をするまでにしたい100のこと。
とても重いテーマで、辛い家庭環境にいた紬さんと一緒に旅にでた詩摘くん。
紬さんの自殺を止めることができた詩摘くんが誘拐犯にされてしまったこと。これは理不尽ですね。
紬さんが母親に「縁を切る」と言えたことは、とても勇気のいることですが、よく頑張ったと思いました。
自分を必要とし、自分を心配し、自分を理解し、愛してくれる人が一人でもいれば、生きていく意味もあると思います。
二人が今後も幸せでありますようにと、願うばかりです。
作者からの返信
ayaneさん。最後までお読みいただきありがとうございました。
理不尽でどうしようもないなかでも、2人がちゃんと前を向ける様子を描けてよかったです。まだこの先大変なことはあるかもしれないけど、ふたりが幸せに生きていてくれればいいなと作者目線でも思っております。
素敵な感想、お星様、ありがとうございました◟̊◞̊
編集済
自殺したい女子高生と、その彼女と偶然に出会った男子高生が、ふたりで旅に出るストーリーといえば、沖田円さんの「一瞬の永遠を、きみと」を思い浮かべました。
ただ、この作品が決定的に違う点は、ヒロインの紬が抱える「死」への覚悟というか、もはや死を希望とすら思うその心のあり方だと感じました。
希死念慮という難しいテーマを、このように優しいストーリで包み、心の機微を描く作風は、作者様が生と死について真摯に向き合っているのだろうと感じさせてくれました。
特に、主人公が紬に対して「幸せな最期」を共にしたいと願いながら、どこかで、やっぱり彼女には「幸せに生きてほしい」と願う、十代のまだ成熟していない心の不安定さを描くシーンが好きでした。
惜しむらくは、全体的に主人公が、ヒロインの紬に連れ回されるという同じ展開が繰り返され、やや単調になりがちだったことでしょうか。
ストーリーが基本的に、主人公と紬の二人で完結してしまい、彼らに影響を与える要素が、紬の母くらいしかいなかったので、主人公や紬とは真反対の価値観を持つようなキャラクターが、二人の間をかき回したりすれば、もっと起伏に富んだ展開になったかもしれません。
とはいえ、さすがに中間選考を突破されただけはあります。
読後感もよく、私もこんなきれいな作品を書けたらなあ、と思わずにはいられない、素敵な作品でした。
作者からの返信
麓清さん。最後までお読みいただきありがとうございました。お褒めの言葉、とても嬉しいです……!
沖田円さんの「一瞬の永遠を、きみと」……読んだことがないので、今度手に取ってみようと思います。
ご指摘いただいたとおり、主人公の受け身展開が続いてしまうのはたしかに私の課題ですね……。執筆当時は中盤から積極的に関わらせたつもりでしたが、見返してみるとまだまだ甘かったように感じます。
加えて二人以外のキャラクターが弱いですね……。本当におっしゃる通りです。途中物語が平坦になってしまう場所がいくつかあるので、麓清さんにご指摘いただいたことも含め、次回作は物語をかき回すキャラクターを組み込んでみようと思います。
嬉しい感想やお星様に加えて本当に参考になるご意見、ありがとうございました◟̊◞̊
私自身、何のために生きるのか、と問われたら、死ぬまで生きると答えるだけですが、その道のりに、一緒に歩く誰かさえいれば、それでいいと思ってます。
正解なんて何も無い。
幸せにならなくてもいい。
ただ、死ぬまで生きればいい。
お互いを思い描く表情が、笑顔であることだけを祈りつつ。
素晴らしい物語をありがとうございました。
作者からの返信
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
生きる意味というのはおそらく、普通あまり意識しないものでして、彼らのように「誰かのために」と思えることはかなり幸せなことなのかもしれません。
素敵な感想、お星様までありがとうございました◟̊◞̊
読了いたしました。
胸が一杯ですぐに感想を書くことが出来ませんでした。
好きな人唯一救う方法が自殺だと信じて旅を続ける二人の姿が、読んでいて苦しかったです。もし、二人が死を迎え救われたというエンディングだったら、あまりにも辛い物語だと思っていました。
最後に、「前を向いて生きてみる」という選択が出来たことが本当に良かったなぁと思います。
物語にリアリティを感じ、死の取り扱いもそこからの救いも作者の深い想いを感じる物語でした。死を考えている方に届き、少しでも未来を信じるきっかけになる事を願います。
情景描写の仲に、登場人物の心理描写が溶け込んでいて、作品全体がもの悲しい光に包まれているように感じながら読みました。こんな素敵な文章を紡げる力に、憧れます。
素敵な物語をありがとうございました。
作者からの返信
堀井さん。最後までお読みいただきありがとうございました♪
二人にとって完璧な救いに辿り着くことができたかはわかりませんが、前を向いて生きるための、最善の選択ができたんじゃないかなと思います。
テーマと文体の固さの塩梅が難しいところでしたが、文章のことを誉めていただけて嬉しいです。
こちらこそレビューも書いていただいてありがとうございます◟̊◞̊
ああ、よかった。本当によかった。「前を向いて生きてみる」素敵ですね。こちらまで前向きになれそうです。連載お疲れさまでした。素晴らしい物語をありがとうございました。
作者からの返信
水月さん。
こちらこそ最後まで読んでいただきありがとうございました!
私の作品が何か水月さんのお役に立てたなら幸いです♪
間川さんの紹介で気になったので一気に読んでしまいました。ロードムービーを一本観たかのような、そんな満足感のある作品でした。
「死」とは、「生」とは、人を「好き」になることとは、そんな重いテーマを若い高校生の二人に語らせる。かなり踏み込んだものだったと思います。彼らなりの答えを見つけ、101個目の項目を作った。これ以上ない素晴らしいラストだったと思います。
龍介さんの存在も良かったですね。大人としての視点から彼らを見て、干渉しようと試みる。彼の登場で物語に説得力が生まれたと思います。
詩摘くんと紬ちゃんの物語はまだまだ続いていく。そんな余韻のあるいい作品でした。素敵な読書体験をありがとうございます。
作者からの返信
最後までお読みいただきありがとうございました。
生きることや死ぬことに関して、何が正解というわけではないし人の価値観によって考え方は違うと思うので、ラストシーンは最後まで悩みました。そう言っていただけてとても嬉しいです。
お星様もいただけて嬉しいです。ありがとうございました。(間川さんもありがとうございます……コソッ)