再びの悲劇

龍川嵐

青年グループの13名が世界を変える

3001年———、一人1個のマイクロチップが脳内に入れるようになった。


マイクロチップはスマホやパソコンと比べて、必要な部品数が少なくて丈夫だったので、貧富にかかわらず無料で与えることができた。


歴史を見てみると、最初に誕生したのはパソコンだったが、大きくて持ち運びが大変だった。次はスマホが開発されて、待つ合間に暇潰しをするために使用することができ、日常生活の中で馴染むことができた。さらにマイクロチップが発明され、機器をもたず、プロジェクターのように映像化して簡単に操作することが可能になった。


安くて、使いやすさを全世界に広まり、爆発的な売上が上がった。脳内からネットを通して、人と繋がりを作ることができる。マイクロチップの偉大な成果が社会を変革することができた。


しかし———、マイクロチップの良い面の裏にあの忘られない悲劇が再び起きる。


3001年の9月11日(金)、ニューヨークでは8時46分40秒、北京では19時46分40秒、モスクワでは14時46分40秒、ロンドンでは17時46分40秒、東京では18時46分40秒———、全人類は何が起きるかわからないまま、いつも通りに食事を食べたり、仕事をしたりしている。


3001年9月11日を経過するまで、どんな動きをしているか、遡ってみよう。


誰にも名の知られていない青年グループの13人がもう作られていないパソコンを独自に作った。複数のオリジナルパソコンを利用して、こっそりとプログラムを作成する。このプログラムは、2995年から作成し始まった。13人はあの日を再現するように、計画を立て、5年間をかけて作成している。


そして、3001年9月5日、一週間前に念願にプログラムが完成された。完成したプログラムを実行させるために準備をする。バグはないか、アルゴリズムは正しくできているか、万桁のプログラムを部分を分けて、それぞれの13人が確認する。


一週間後———3001年9月11日(金)ニューヨークの8時45分00秒

1秒ずつにカウントするのを見て、確認する。ニューヨークの8時46分00秒を回る同時に実行スタートする。1秒でも過ぎたらあの再現ができなくなる。だからミスは許されない。全集中して、カウントする時間をじっと見る。ニューヨークの8時46分00秒になった瞬間、指を動かし、実行ボタンの上に移動した。28、29、30、31、32、33、34、35にチェンジした同時に勢いよく上から下に移動し始まり、実行ボタンを押した。


「ただいま、3001年9月11日(金)ニューヨークの8時46分40秒にマイクロチップを所属している人は突然脳が爆発して、死亡が多発しました。なぜ爆発した原因が不明です。繰り返して———」とそれぞれのニュースが生放送を世界中に流している。同時に世界中の人々は混乱になり、マイクロチップにバグあるじゃないかと噂が広まり、さっきまでは株が順調に上がっていたが、突然急激に下がり始まった。


次々に「反抗期の若者が悪戯でもしてるじゃないか?」とニュースが流れる。

FBIが、法律に反する個人プライバシーに侵害をしようと結論を下し、FBIの動きが始まる。IPアドレスで場所を追跡して、あっさりと見つかり、13名を逮捕した。


別の場所に移動して、FBIがグループのトップの人に質問する。

「なぜ爆発させようとしたか?」

「僕の中に危険だと、叫んだからさ」

「危険だからとは?」

「今の世界は本当に人との繋がりを実現できたか?いや実現できてないさ。過去と比べて、グループから孤立している。本物の人との繋がりが廃れていく。このまま続くと、人間が築いた文明が滅んでいくかも」

「・・・だからマイクロチップを持つ人を殺して良いと考えに繋がったか?」

「そうだ。恐怖を与えることで簡単に止めることができると思う」

「理屈になっておらんわ!お前は悪魔か!?」

「みんなが死刑を望んでいるならば、喜んで受け取る」


最高裁判所では、悪質・凶悪な犯罪を犯したので、少年法で保護されることはなく、有罪———死刑を言い渡された。13名は電気椅子で死亡した。


死亡後、企業ではマイクロチップにハッキングされないように開発して、一刻も国民たちに信用を取り戻せるように努力する。一方では、国民たちがデモを行進している。「マイクロチップは人類を滅ぼす道具だ!」と大きな声を叫びながら歩く。


企業はやむを得ず、開発を中断し、そしてマイクロチップの販売を停止した。


青年グループの13名の行為は犯罪だが、国民としては英雄と呼ばれていた。未来を予測して、危険だと感じた。僕らが犠牲しても構わないので、国民たちのために取った行動が、国民たちの気持ちを揺さぶらせることができた。歴史の中に二度も忘れられない歴史を新たに刻まられた。

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