今と未来の先生
「えっと、はい。これが、二進法で。えっと次はですね・・・二進法で表された数を十進法に直す計算のですね、やり方を説明します」
教師の声でふと我に帰る。
水曜日、5限。情報の時間だ。
あれ? 誰だ、この人?
先生じゃないぞ。
何で? 僕の情報の先生は先生なのに。
あ、先生は今いないのか。
何で先生はいないんだっけ?
そうだ。そうだった。先生は産休なんだった。
僕に、僕だけにそのことを教えてくれたんだ。
先生・・・
早く復帰しないかな。
うれしいなあ。
その時には、先生が二人だ。
誰も悪くなくするためのお話 真黒クロ @thunnini
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます