話の解説ほど野暮なものはないですけど、語りたいだけですので読んでくださるならぜひ
半分ぐらい実話でございます。いや、半分は言い過ぎですね。せいぜい3分の1程度です。
すごく大事な先生がいまして。この話とは違って恋愛感情ではないのですが。
異動になってしまいまして。そこから思いついたお話のようなものです。
妄想と現実の境目ってわからなくなりますよね。
いつの間にかわからなくなっているのか、はたまた自分でわからなくしているのか。
この子は多分自分でわからなくしたのだと思います。防衛本能のような、そういった類のもので。
先生に会えないのを自覚したらしんどい。だから、会えない理由をつくろう。永遠に会えないのはきつすぎる。だから、期限を作ってしまおう。それでも会えないのは、つらい。だから、この前会ったことにしてしまおう。いや違う、僕は会ったんだ。そして先生は僕だけに教えてくれたんだ。うれしいなあ。
というような流れでしょう。
この子ぐらい妄想が上手になりたいものですね。