昨年、一度一気に読ませていただいて(遺書(?)の直後くらいに)、圧倒されてなにを書いても足りない気がして、感想が書けませんでした。もう一回読んで、じっくり書かせていただこうと思いました。
あまりに心情がリアルですね……。みーちゃんに感情移入してしまってもう。゚(゚´ㅅ`゚)゚。
みーちゃんと自分がすごく似ているように思えて、一緒に苦しくなったりしていました。
ずっと自分ばかり殺してきたみーちゃんが、ようやく「行動」を起こしたときは、カタルシスを感じました。ラストでは、みーちゃんについていくゾンビの一人になって、喜びの声をあげたい気持ちになりました。
同じような気持ちを感じたことある人、それで今も苦しい思いをしている人に、ぜひぜひぜひ読んで欲しいお話だと思いました。
そんな気持ちを込めて拙いながらにレビューを書きました。全然思いが追い付いてないけど(;'∀')
とにかく、すごく心を揺さぶられました! まっつん、本当にすごいです!
作者からの返信
かさねん、ありがとう!!(´;Д;`)
拙くなんてないよ!
かさねんが書いてくれたレビューやコメントは本当に心がこもっていて、優しくて、いつも胸が熱くなるよ。
特に今回はレビューを読んで、「アダルトチルドレン」という言葉が出てきた時は、泣きそうになった。私も同じだから。
みーちゃんに感情移入してくれて、ありがとう。嬉しい。
彼女の未来がどうなるか分からないけど、私もいろんな可能性があると信じています。
これが果たしてバッドエンドなのかどうかとか、そういうことを考えることすら恥ずかしいように思いました。
最初の自分の心を殺す辺りで「ああ、だから殺人鬼なのか」と理解したのち、理不尽なことが立て続けに起こり、最後にはこれから本物の殺人鬼になっていくことを予感させる旅立ちを迎える。タイトルで「殺人鬼です」という現在進行形の形をとっているのにも納得がいきました。
便宜上恋人からのモラハラと暴力は最低なもので、怒りを覚えました。
一方でその怒りに隠されてしまった本当の罪に、最後までみーちゃんが気付いていないのが怖かったです。
基本的にはみーちゃんのご両親が言うように「我慢の足りないやつらが悪い」のでしょう。私もそう思うタイプの人間です。しかし自分の娘がいじめられているのに抗わないというのはあんまりだと思いました。みーちゃんが「私が悪いの?」と疑問に思ったことを、幼子にとって絶対である親が「そうだ悪いのだ」と言っているのですから。これでは虐待です。どれだけみーちゃんの心が苦しめられたのだろうと胸が痛くなりました。このことが放置されるのではあまりにみーちゃんがかわいそうだとも思いました。しかし、みーちゃんが手を下さなくても父は死に母は病気になりました。物語の中で制裁を受けているので、これは上手い作りだなと思いました。
ご両親に対する個人的な感情はともかくとして、己の声帯を押しつぶされた人たちは少なくないと思います。声高に己の善性を叫ぶ人ほど人を傷付け、その分だけ得をする人生を歩みますから、そこに自分も得をしたいという人が集まり、徒党を組み、気弱な人間を淘汰する活動をしていく。
世に言葉を発信できる『声のデカい人』というのは総じて悪人であるという偏見を私は持っています。前述したとおり、私もみーちゃんならびにみーちゃんのご両親と同じタイプの人間だからです。
こういった負のループを、錆びた鎖を、壊してほどく人が現れてくれたら……。秩序を守るのではなく、理不尽をぶち壊す人がいてくれたら……。そんな内なる願望を呼び起こさせるような閉幕。
その後、彼女はダークヒーローになるのでしょう。私はそう思いました。そして、警察の目を掻いくぐり、あらゆる理不尽を皆殺しにしてほしいと思いました。
その過程で私も殺されませんようにと、みーちゃんを取り巻くゾンビの方々に祈りを捧げながら。
ものすごく腹に来る重い一撃をありがとうございました!
読んで良かったです!
作者からの返信
読んでいただきありがとうございます!
〝虐待〟と言われてハッとしました。
恥ずかしながら、詩一さんの感想で〝確かにこれは虐待行為だよな〟と気付かされました。
書いた私が気づいていないのだから、みーちゃんと両親自身も〝虐待〟という自覚を持っていないんだろうなぁ……と思いました。
私もみーちゃんと同じタイプの人間なので、かなり感情移入したキャラでした。
これからは心穏やかに暮らしてほしいと願いつつも、彼女はもう二度と世間一般の〝普通〟とか〝幸せ〟を得られないのだろうとも思います。
ダークヒーローとなって、ゾンビたちの供養をしながら生きていくのが彼女にとって幸福なのかもしれません。
今回はレビューもいただいて、本当にありがとうございました!!
ただのお伽噺とは思えないリアリティーがあります。みーちゃんほど極端でなくても、みーちゃんのような人はたくさんいて、誰もがみーちゃんのような状態になったことがあるのではないでしょうか。心の不具合も、肉体の不具合と同じように扱われて然るべきなのに、実際は本人でさえ、心の不具合はなかったことにしてしまいがちですよね。
深く考えさせられる、悲しくて優しい物語でした。みーちゃんがこれから自分らしく生き生きと暮らしてほしいと願います。
悲しい。
そして、素晴らしい読後感でした。
>大腸や肝臓みたいに、〝心〟っていう臓器があれば良いのに。心が傷ついた時には、そこから血が流れたらいいのに
名言ですね。目に見えて分かりやすかったら、もっと配慮する人も増えるかもしれませんね。
>やめて。私の可愛いみーちゃんをいじめないで。みーちゃんの靴下を取らないで。返して、返して。いじめないで
泣きました。こういうのに弱いんです。
最後の最後で初めて、みーちゃんの「セリフ」が出ましたね。そしてこれからはもう、それを押し殺すことは無い。
彼女の復讐はどのような結末になるのでしょう。
とても面白かったです。ありがとうございました。
作者からの返信
気に入っていたセリフだったので、そこに触れてもらえて嬉しいです。゚(゚´ω`゚)゚。
我慢することをやめた人間が、これからどんな人間になるのか。いろいろと想像しながら書きました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
しかもレビューまでしてもらえて本当に感謝です…!
絶句ですね。
レビューとか読んでたので、みーちゃんは多分自分を殺しちゃう子なんだろうなって思って読み始めたので、冒頭「お!」ってなりましたね。
終始、本当にそうだなって思いながら読み進めました。
どっちかなんですよね。自分を殺すか相手を殺すか。
僕は思う存分殺し合うのが正解かなって思うんですよ。
相手にもよりますけど、人生において大事な人ほど、殺し合っていんじゃないかって。
親だったり兄弟だったり、パートナーだったり。
この場合の殺し合うっていうのはもちろん、傷つけあうって意味なんですけど。
だって息苦しいですよ。
自分だけが我慢するなんて。
読んでて本当に、みーちゃん、苦しいんだよなーって。
苦しいっていう表現がないにも関わらず、感じ取れましたね。
そして、ラストで安心しました。
もう、殺さないっていう前向きな表現に胸を撫でおろしました。
みーちゃんの未来が幸せであるような気がします。
素敵な物語を読ませていただきありがとうございました^^
作者からの返信
読んでくださって、本当にありがとうございます!
レビューまで書いてもらって感無量です。
レビューにあった「罪なき殺人」という言葉にハッとしました。何と心に突き刺さる言葉…。これを題名にすれば良かったと感じました。
片方だけが我慢する関係は苦しいですよね。お互いに譲歩して、妥協して、ちょうど良い着地点を見つければ理想ですよね。
本当にコメントとレビューありがとうございました!!