ヒトとケモノの間で

 気絶した妖狐を前足で掴んで持ち上げ、なるべく音を立てないようにして飛び上がる。

 向かうのはこの建物の屋上。


 円形闘技場のような構造だが、建物の最上部には屋上がある。

 ここは周囲の建物よりも大きいので、薄暗い今なら屋上に居ても下から姿を見られる心配はしなくてもいい。


 この世界には夜闇を明るく照らすような電気照明などは無い。

 せいぜい篝火が置かれるくらいだ。

 月明かりもか細い夜の闇の中、高い建物の屋上に視線を向けても何かの影が見える程度だろう。


 飛び上がって屋上に着くと、気を失ってだらりと弛緩した妖狐を屋上に下ろす。

 もさもさの尻尾が力なく垂れ下がっているのがちょっと痛々しい。


 空は星と月だけとなり、夕日の残り火は全て地平の向こうに消えている。

 屋上から見下ろす町の明かりは弱々しく、大きな道に置かれている篝火だけが煌々と人影を照らしていて、建物は窓から漏れ出る僅かな光以外は全て闇の中。


 城の方に目を向けてもそれは同じで、ポツリポツリと高い窓から漏れ出る光が夜空の星に紛れて暗影の中に見えるのみ。

 昼間に見えるような荘厳な城は夜の闇に溶けてしまっている。

 24時間常に明かりに満ちていた地球の大都市とは違いすぎる、異世界の町の夜だった。


 王都に深々と訪れた夜景から、視線を伸びている妖狐に戻す。

 起きた時に抵抗された場合を考えると竜のままの方がいいのだろうが、もう戦う意思は無いということを示すためにも人間の姿に戻ることにした。


 念のために鱗を一枚剥がし、電撃のアーティファクトにして妖狐の首につけておく。

 逃げようとしたらこれで止めればいい。


 いつまでも気絶したままだと困るので、妖狐に癒しの星術をかけておく。

 これで少しすれば目が覚めるだろう。

 【転身】で人間の姿に戻ると、妖狐からやや離れた位置であぐらをかいて座る。

 服が破れてしまったので素っ裸だが、今はしょうがない。

 きっと暗くて見えないはずだ。


 冷たい石の床と夜風に身震いしながら待つこと数分、ぐったりと横たわっていた妖狐が動き出した。

 その様子を座ったまま見つめる。


「……。……む? どこだここは?」


「戦った建物の屋上だ。体はどうだ?」


「何!? ……お前……」


 意識朦朧としていたところに声をかけたため飛び上がるほどに驚き、垂れていた五本の尾の毛が逆立って一気に天を向く。

 すぐに起き上がって身構えたが、こちらの様子を見て状況を悟ると強張らせた体から力を抜いたようだった。


「見ての通り、もう僕に戦う気は無い。ただし逃げようとしたり抵抗しようとした場合は、また眠ってもらうことになるだろう」


「……この首輪か……何故殺さなかった?」


「……何故殺さなければならない?」


「……私を始末すれば縄張りテリトリーを奪える。そうすればこの人間の町で自由に動けるし、後顧の憂いも断つ事ができたはずだ」


「戦う前にも言ったが、僕は縄張りを奪うつもりは無い。暫くの間、この町に居させてもらえればそれでいいんだ。

 貴女あなたは言ったな。打ち負かせたら話を聞いてやってもいいと。貴女が約束通り話を聞いてくれるのならば後顧の憂いを気にする必要もないだろう? 

 こちらの望みは最初と変わらない。暫くの間だけ、この町に滞在することを許可して欲しい」


「……」


「不満か?」


「……何故そんな回りくどいことをする? 動けないうちに殺しておけばそれで済んだ話だろう。強者が生き残り、弱者は淘汰される。それが世界の理であり、生きるものの真理と宿命だ。わざわざ私を生かす理由は何だ?」


「……じゃあ僕からも聞くが、何故わざわざ警告をした?

 僕は貴女の存在に気付いていなかった。貴女が本気でそう考えていたのなら、そのまま気付かれないように近付いて油断している所を襲えばそれで済んだ話だ。それが最も確実に貴女の領域から僕を排除できる方法だった。

 今までに見せた幻術を使えば可能だったはず。どうして今回のような不確実な手段を選んだ?」


 妖狐の使う幻術を駆使すれば、安全に自分を攻撃する手段はいくらでもある。

 こちらが油断しているところを他人から認識できないようにして近付けば暗殺もできるし、他人を操って自分を攻撃させるというのも自身を危険に晒す必要も無く有効だ。

 相手の実力もわからない状況で正面切って戦うのは、かなりのリスクを伴う危険な行為のはず。

 普通ならば最も安全な手段を取ろうとするものだ。


 聞き返すと妖狐はその場に静かに座った。

 逆立っていた尾からも力が抜け、扇状にフワフワと揺れている。


「……オサキが編み出した幻術とて万能ではない。ましてや私はまだ未熟な子供だ。自在にあやなすことはできない。それに……」


「それに?」


 妖狐は思案するような目で自分の瞳を見つめていた。

 そして少し視線を落とし、徐に口を開く。


「……興味があったんだ」


「興味?」


「昔……私は生まれた里を出て、人間に出会った。その人間と接するうちに、私の人間への好奇心は強くなっていった。人間や人間の町に興味を持ったのだ。

 人間はとても不思議な生き物だった。文字、食べ物、道具、武器、国家、お金、宗教、町、娯楽、独特の思考、智慧……人間にしかないものを数多く持っている。

 そうしたものを使い、他の生物とは明らかに違う生き方をし、仲間と協力したかと思えば同じ人間同士で無意味に殺し合ったりもする変わった種族だ」


 人間の抱える矛盾。

 知能が発達し、強い個我を持つようになったことで生じる、生き物として不自然な思考。

 自然を崇拝し、自然の理に生き、自然と共存する生物から見れば異質な存在に見えることは間違いないだろう。

 そこに興味を持ったということだろうか。


「戦う前に言った通り、私はこの町が気に入っている。ここには様々な人間が集まる。

 同族を思い遣る者、同族を利用しようとする者、神という意味不明な存在を崇める者、権力という力無き力を振り翳す者、自身では使い切れないほどの富を抱え込む者、日々の糧すら得られないのに手を差し伸べてもらえない者、何もわからずただ生きている者。

 ……群とは本来、仲間同士で足りないものを補い合い、共に生き残るためにつくられるはずなのに、人間に限ってはそうではない。

 不自然で、不可思議で、矛盾に満ちているが、人間の中には他の生物には無い温かさを持つ者もいる。私にとってはとても興味を惹かれる存在だ。

 ……そんな人間の中に、お前を見つけた」


 そこで一息吐き、またこちらの目を覗き込んだ。

 見つめ返した妖狐の目には、さっきまでの剣呑な雰囲気や疑問は感じられず、ただ好奇心に満ちた光だけがあった。


「人間達と行動を共にしようとする力ある存在。興味を持つなという方が無理な話だ。

 今までにも私の一族に匹敵するような生物に出会ったことはあったが、人間を気にかけるような者は稀だ。ましてや一緒に行動しようとする者は一度も見たことが無い。……私以外ではな。

 その行動の真意を知りたいと思う反面、私の中には領域を侵す敵対者を排除しなければならないという強い思いも同時にあった。

 本来なら町に立ち入った時点で排除に動くはずだったが、人と過ごすお前を観察していくうちに好奇心は大きくなった。

 人間と何をしようとしているのか、何故力ある存在が人間という非力な存在と居るのか、どんな性質なのか、どんなことを人間と話しているのか。そう考え始めたら、言葉を交わしてみたくなったんだ。

 そうした好奇心と縄張りを守らねばならないという強い思いがせめぎ合った結果、今回のような手段を取った。

 ま、正面からぶつかってもどうとでもなるだろうという自惚れがあったのも事実だがな。かつてオサキを打ち負かした古の竜種に挑むことになるとは思いもしなかった」


「……」


 縄張りを守ろうとする生物としての本能と、知性から生じる強い好奇心に挟まれ、今回のような中途半端とも言える手段になったということか。

 生物としては悪手でしかない。

 が、その想いがわからないわけではない。

 人と獣の間にいる変わり者の自分のように、この妖狐も獣の本性と高い知性の狭間で揺れているのかもしれない。


「これが理由だ。で? 私を生かした理由は何だ?」


「戦う前に話したことが本当だからだ。僕は縄張りに興味はないし、ここが貴女の縄張りだということも知らなかった。勝手に立ち入り、貴女の暮らしを脅かしてしまったということを悪いと思っている。突然やってきて平穏に暮らしている者から殺して奪うということをしたくは無かったんだ」


 ポロは以前、自然で生きる以上理不尽に命を奪われることなど珍しくは無いと言っていた。

 しかし、だからといって自分がそれをやっていい理由にはならない。

 いつかこんな考えが自分や仲間の命取りになるのかもしれないが、理不尽な暴力を振り翳し、獣のように殺して自分の思い通りにしてしまうくらいなら、殺された方がマシだと思った。


 それを平気でやるようになってしまっては、自分が嫌った自分勝手な存在の最たるモノに成り下がってしまう。

 それをしてしまえば自分は自分で居ていいと言ってくれた母上に、もう顔向けできない。

 アンナやメリエにも軽蔑されるだろう。

 それはしたくなかった。


「……変わっているな……まぁ、約束だ。弱者は強者に従うもの。お前の好きにするといい」


「助かる。無理を言って済まない」


「気にしなくて良い。本来なら殺されるか、縄張りを奪わてれ追い出されるはずだった。……ただ迷惑でなければ……二つ、頼みたいことがある」


「頼み?」


「……まず、お前の名を聞かせてくれないか?」


 そう言えばまだ名乗ってなかった。

 妖狐は確かライカと名乗っていた。


「僕はクロ。まだ生まれて間もないが、古竜種だ」


「クロか。私はさっき名乗った通り、オサキ一族のライカだ。……生まれて間もないというのは、成体ではないということか?」


「一応もう子は生せるらしいが、まだ生まれてから一年も経っていない」


 これを聞いた妖狐はあんぐりと口を開けた。

 尾も毛羽立っているので驚いているのだろう。

 母上くらいの体格で成体だとすれば、自分はその半分にも達していない。

 まだまだ幼体のはずである。

 人間の暦で話しているが、人間の町で暮らしているのでそれも知っていたのだろう。

 問題なく通じたようだ。


「い、一年も経たずにあれだけの力を奮えるのか……。オサキが唯一手も足も出ないと評した古竜の強さは本物だったわけだ……200年も生きていない私では敵わなくて当然だな」


 それを聞いて今度はこっちが口をあんぐりと開けてしまった。

 200年……まだ子供だというようなことをちらほら口にしていたからせいぜい自分と同じくらいだろうと勝手に想像していたが、予想の遥か上空を行く言葉が飛び出てきた。


 ……確か長い年月を生きた動物は物の怪となり、尾が裂けるという民話などがあったが、この妖狐もそうした存在なのだろうか……。

 いや、【竜憶】には星素に親和性の高い生物は長い年月を生きている場合が多いと記録されていた。

 もしかしたら元々星素をたくさん蓄える種族なのかもしれない。


 そう思ってよくよく目を凝らして妖狐を見てみると、確かに星素が多く宿っているような気がする。

 古竜が10、人間や普通の動物などを1だとすると、目の前に座る妖狐は3か4くらいの星素を宿していそうだった。

 200年生きた子でこれだけあるということは、親のオサキという老狐は古竜並みの星素を宿しているのかもしれない。


 それにしても200年生きてまだ子供か……。

 戦いの最中に元々の肉体年齢に近いから少女の姿だったと言っていたし、嘘をつく理由もないから恐らく本当なのだろう。

 時間の捉え方が違うと言われればそれまでだが、それでも俄かには信じ難いものだった。

 長生きで羨ましいと思う反面、それだけの長い時間を娯楽の少ないこの世界で生き続けなければならないというのは苦痛ではないのだろうかと場違いな心配をしてしまった。


 そう言えば古竜の寿命は調べたことが無かった。

 人間が使う年のような時間の単位が無いので、自分の知識の物差しで寿命を判断することができないのだ。

 もしかしたら人間が残した文献などに古竜の記述があるかもしれない。

 メリエの母親の居場所探しのついでにそれも調べてみようと思った。


「ま、まぁ僕はちょっと特殊な竜だから、他の竜と比べてどうかはわからないんだけど……。それで、もう一つの頼みとは?」


「……今後もクロとクロの仲間のことを観察させてくれないか?」


「観察?」


「ああ。さっきも言ったように、人間と行動を共にするクロに興味がある。決して邪魔をしないということは約束しよう。何なら行動を縛るこの首輪をつけたままでも構わない」


 妖狐は首に着けられた黒い首輪を、前足でチョイチョイとつつきながら言う。

 別に観察される分には特に問題は無いか。

 余計なことをされるとまずいかもしれないが、この王都に入ってからも全く気取られずに監視できていたのだし、戦争推進派などの連中に気付かれるというヘマをすることもないだろう。

 種族は違えど人間に寄り添って行動する者同士、人間と何をするのか気になるということか。


「まぁ元々は貴女の縄張りテリトリーだし、観察するのは構わないよ。ただし、こちらはちょっと特殊な事情で動いているんだ。もしかするとこの町の中で人間と事を構える可能性もある。そうなった場合、僕は仲間を守るために人間と戦おうと思っている。それでもいいか?」


 一般人を巻き込んでの戦闘にはならないと思うが、断言はできない。

 戦うことになっても、敵対する人間以外を傷つけようとは思わないし、町を壊す必要もない。

 ただ、人間側がどう動くかはわからないから、人間側の動き次第ではこちらも派手に戦うことになるかもしれない。

 戦争推進派とて王都を滅茶苦茶にするつもりはないだろうと思うが、追い詰められたら何をするかはわからない。


「別に気にしなくていい。私は人間が勝手にやることに介入しようと思ってはいない。そうした人間の行動を見るのも娯楽の一つだ。ま、クロと同じように自分に被害がある場合はわからないが……」


「もし人間の動きに介入したくなったら教えてくれると助かる。僕と仲間が関っているのはこの国の行く末に関するものなんだ。下手をすると大規模な人間の殺し合いに発展する可能性がある」


「それは戦争というものか?」


「知っているんだな。そうだ。ここから見える王城に居る身分の高い人間達の一部が、他国との戦争を画策しているらしい。それを止めるために手伝って欲しいと言われている」


 そう言いながら深い夜の中に浮かぶ城の影に視線を向ける。

 それに釣られて妖狐もそちらに顔を向けていた。


「もしクロが止められなかったら戦争が起こるのか?」


「まだわからない。……もしもこの町が戦火に巻き込まれそうになったら、貴女はどうするんだ?」


「どうするかは決めていない。少し前にもこの国は戦争をしていたが、自分が被害を受けるわけではないから特に何もしなかった。私は人間に興味はあるが、人間を守りたいと思っているわけではない。まぁ火の粉が降りかかる前に逃げ出す人間と共に町を離れるだろうな」


 毒にも薬にもならない中立の存在か。

 こちらの知らない所で下手に動かれる心配をしなくていいということだ。

 これは有り難い。


「そうか。なるべく穏便に済むように努力はする。じゃあそれ外すよ」


 妖狐の首につけておいた逃亡防止のための首輪を指差す。


「会って間もない私を信用するのか? 裏切らぬようつけたままでいろと言われると思っていたんだが……」


「何度も言っているが、貴方の領域に勝手に踏み込んだのは僕の方だ。平穏な暮らしをかき乱したことには少なからず悪いと思っているんだよ。だからこちらの都合で縛るような真似はしたくない」


 それにどうせ人間の姿に戻ったら大きさが合わずに外れてしまう。

 その辺に捨てられでもしたら人間に拾われてしまうかもしれないし、回収しておいた方がいいだろう。


 正直に言えば完全に信用したというわけではない。

 しかし、これまでの会話では嘘をついている感じはないし、行動と照らし合わせると嘘を付く必要も感じられない。

 なのでそこまで警戒する必要も無いと思った。

 攻撃の手段もある程度知ることができたので対策のアーティファクトも用意できる。


「オサキが語った古竜とは大分違うな。……ふむ……」


「どうかしたか?」


「いや。では言葉に甘えよう」


 妖狐がこちらに歩いてきたので鱗の首輪を外してやる。

 近寄ってきた妖狐の姿をじっくりと見るとやはりフワフワでモフモフである。

 つい撫でたくなってしまうが、プライドが高そうだし下手なことをして怒らせたらまずいのでぐっと我慢した。


 妖狐は首輪が外れたのを確認すると、変身して少女の姿に戻った。

 やはり服も元通りになっている。

 これはちょっと羨ましかった。

 毎回服を破くことを気にしなければならない古竜の【転身】よりも便利そうだ。


「……今夜の所はねぐらに戻る。が、その前に一つ、伝えておきたい」


「ん?」


「……見逃してくれたことを感謝する。この恩はいずれ返そう」


 少女の姿に戻った妖狐は自分の方へと向き直ると、お礼と共に丁寧に頭を下げた。


「別にそんなに気にしていないからそのまま忘れてくれてもいいんだけど……元々は僕のせいだし」


「それは私の沽券にかかわる。恩は返すさ」


 義理堅いというか、メリエのような気質なのだろうか。

 いや、プライドが高いといった感じの方が近いか。

 ちゃんと向き合えば意思は通じる。

 やはり魔物と断じて一括りにするのは間違っているなと思った。


 しかし、この妖狐のような者ばかりでもないだろう。

 意思疎通のできない手合いもいるはずだ。

 その辺の見極めはしっかりとしなければ仲間をも危険に晒すことになる。

 時には冷徹になる必要があることも忘れてはならない。


「そうか……離れても僕がどこにいるかわかるのか?」


「自分がどれだけの気配を放っているか、少しは自覚するんだな。それでなくても私は気配に敏感だ。この町の中にいるなら居場所は簡単に知ることができる」


 むぅ。

 やはり気配を何とかしないとまずいか。

 後回しでもいいかと思っていた気配についての優先順位を上げておく事にする。

 妖狐は屋上の端ギリギリまで行くとこちらに振り返る。


「では、またな。クロ」


「ああ、うん」


 そのまま屋上から飛び降りると、建物の屋根伝いに町の夜景の中へと消えていった。

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