勢いッ! その勢いに圧倒されろッ!

ただただ、怒涛の勢いで繰り出されるクセ強の魔法少女たちの魔法が読んでいて気持ちいい。

正直に書かせてもらうと、1万字のお話でこれほど人物を登場させて、それぞれに個性を持たせ、きちんと主人公と掛け合いをさせることができるとは思ってもいませんでした。そうか、この手があったか!! と、目からウロコでした。

主人公の性格が一番クセが強いと思いますが、この子はどうも自分が一番まともと考えていそうです。

あと、緑のマスコットについては……この相棒にして、この子あり、という感じでヨイコンビなんじゃありませんかね。

ともあれ、作者様のご紹介のとおり家系ラーメンのようなボリュームに胸やけを起こしかねない勢いではありますが、読み終わりには確かな達成感(読破の感覚として正しいのかはさておき)を味わえる作品だと思います。