80話程度で休憩がてらレビュー。
カッチリした世界観、設定がありえない世界を描きつつも「ありそうな感じ」を出している。
登場人物の思考や判断も論理的ですんなり読める。
ただ、すんなりというのは納得しやすさであって丁寧な描写が物語のテンポを少々遅くしているに感じた。まあ、それがこの作品の長所だとも思うのでこればっかりは好みの問題か。あるいは昨今の速い展開のWEB小説に毒されていると取るか。
誰も持っていない能力で爆速で成長!一気に世界の頂点へ!といった展開を期待していると肩透かしを食らうかもしれない。
逆にそういった展開がご都合主義で雑だなあと感じているようなら非常にオススメ
作者様は極めて丁寧な描写を好む作者様で、もう1から10まで表現したいタイプのお方です。
活字中毒の人が好むタイプですね。
ただし1回1回の更新量はさほどでもなく、細かく毎日更新するタイプです。
そのため1話1話の密度が薄く、活字中毒の方からすると満足できないかも知れません。
正直、このペースだと10年くらいは決着がつかないのではないかなって個人的に思っています。
しかし世界観、丁寧な描写には特筆すべきものがあり、追いかけたくなる作品です。
気長に読める読者様にはおすすめできます。
もしくは完結後に一気に読むのが一番楽しめそうです。
自分のスタイルを勘案して読むことをおすすめします。