車輪の話を見て、玄宗・李隆基がクーデターを起こした際に「馬鞭より大きい者は殺せ」と指示した話があったことを思い出しました。
唐の李一族は鮮卑由来という説がありますが、共々遊牧民ならではの発想ということでしょうか。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そうですね。モンゴルに近しいものを感じますね。それと、大の大人が幼子を殺しては覚えも聞こえも悪かろうという、これは現代の我々にも通じるものですね。ただ、今のハマスとイスラエルの戦争を見ると、現代の我々の方が残酷かも、という気もしなくはないですがね。
日本でも頼朝や義経が助命されたのは、やはり年齢ゆえというのが大きいと想います。頼朝を幼子と呼ぶのは、かなり微妙ですが。正直、ギリギリアウトでもおかしくない。
ここら辺はまさに歴史の綾と言いますか、チンギスも頼朝も幸いに生き延びた。そして歴史を変えてしまったと。
拝読致しました。
あたら戦場に散る命もあれば、拾われる命もある。
こと戦場の出来事なので良かったとも言いづらいですが、それでも命を繋げたのは良かったですね。
クドク⇒功徳、なんですかね。仏教がシルクロードを渡る際に定着したのかな、とか考えてしまいます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
個人的に、このモンゴルの法には着目しており、本話でクローズアップしました。子供というのは最も弱い立場であり、戦乱が吹き荒れた場合は、更に厳しくなります。そのような者たちを守る法が存在したというのは、人間社会の知恵というものを想わせます。他方で戦争をするのも人間な訳ですので、これを以て、人を慈悲深き存在とはできないのですが。
舞台を降りて去った者、新たに命と生きる道を得た者、こうして次の世代へ歴史が手渡されていくのかな、と前話と合わせて感慨を抱きます。トルンさんの胸の内が行動によく表れていて、切なさと希望とを感じました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
トルンの心情に心を寄せていただき、とても嬉しいです。