第3話
その後、私は意識が遠のいていくのを感じた。頭が朦朧としている。その時、背筋に冷たい何かを感じた。次の瞬間、黒い人影が現れた。それは鏡の、即ち私の目の前に立ち止まった。表情は暗く、目は虚ろだった。鈍く光る棒が振り下ろされるのを見た時、私はこの後のことを悟った。これも報いなのかもしれない。今更後悔してももう遅い。私は、私自身によって殺されたのである。床には粉々の欠片だけが残っていた。
鏡裏幻影 @komichi_
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