エピローグとおまけの間章、そして第二部へ
ちょっとビターに終わった本編最終話。このままではふたりともかわいそうなので、ラストが決まった時点でこういう補遺をつけることは決めていました。私はつねにこういう蛇足をつけるタイプの作家です!
なので、51話のメンフクロウの話ももちろんここにつなげるために書きましたよ。
王子との約束を胸に思うぞんぶんひきこもるスーリ。彼女らしくていい出だしだなと思います。ダンスタンとのいつものやりとりも、楽しく書きました。
エピローグでは、ふたりが再会しさえすればいいので、本編ラストにくらべると気楽に書いています。ここにきて急に新キャラ(?)のメンフクロウを出していますが、かわいくてお気に入りです。結局ひきこもっているスーリといい、コミュ力で押してくるジェイデンといい、ふたりらしさが出ていていいおまけになったんじゃないかと思います。
さらにさらに、蛇足の間章。
リアナを読んでくれている人はごぞんじのように、私はわりとこういうおまけの間章を書きます。本編を書いているときにカットしてしまった部分であったり、使いみちがなかったネタを消化したりしたいんですよね。
今回は、本編で出せなかった「スーリの居場所を隠してくれている魔女」だったり、スーリのもとにいつも小麦粉を届けてくれる青年だったり、そういう人々をまとめて出してみました。弟くんとの手紙のやりとりもコミカルで好きなので、冒頭に持ってきています。
スーリにトラウマを植えつけた隣国の王アーンソールも、名前のみですが微妙に出演。このあたりは第二部への準備という感じですね。あとは無自覚にイチャイチャしている二人の夜のシーンとかも楽しかったです。
というわけでメイキングもここでひと区切りです。いまは第二部を鋭意制作中なんですけど、じつはまだあんまりストックができてないんですよ。いちおう、来週あたりから再開したいんですけどね~。
第二部の前半は、これまでお手紙だけのやりとりだった弟くんがついに登場します。序盤から笑える展開ですので、息抜きにでも遊びに来てくださいね!
第二部完結後にメイキングを書くかどうかは未定ですが(もうそんなに書くことないですし)、しばしお別れです。西はラブとコメディをぎゅうぎゅうに詰める作業に戻ります~。ではでは。
メイキングとコメンタリー:白魔女スーリとコミュ強王子 西フロイデ @freud_nishi
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