あとがき

 今回も短編作品「競輪の神様と非実在の競輪予想師 パート3」を読んでいただき、ありがとうございました。というワケで、お話も前回と同じ設定。アリサが私たちの世界にやってきて、競輪予想をするというお話です。


 今回は競輪界における一年の総決算・競輪GPのお話でした。コロナが収束しない昨今。そんな中で静岡競輪場で開催された競輪GP2021。昨年の競輪GPは、神奈川県の平塚競輪場での開催でした。しかし、神奈川県在住の人で、さらにそこから抽選で二千名の人のみが入場を許されるという条件(だったと思います)での開催でした。

 残念ながら、私は観に行くことができませんでした。それは多くの競輪ファンがそうであったと思います。


 しかし、今年は違いました。全国を対象に抽選で選ばれた五千名の人が、静岡でのGP観戦を許されました。その五千名に私も選ばれました。2019年・立川以来の競輪GP。感染防止に努めつつも、大勢の人と共に目の前でビッグレースを観るのは格別でした。やはり、それが競輪やその他の公営競技の醍醐味だといえるでしょう。


 今回のお話では、アリサはGPで三連単を当てなくてはいけないという条件(または優勝者は誰か?)でした。アリサの予想は、①②③④⑤の五名の選手を、三連単BOXでというものでした。

 のが競輪GPです。しかし、今年は圧倒的存在であった脇本雄太選手、新田祐大選手のいない競輪GPでした。このどちらかがいたならば、予想も違っていたでしょう。しかし、この二人が両方ともいないとなると、私の直感では①②③④⑤の中から誰かがGP制覇だろうと思いました。にも拘わらず、優勝は⑥番とアリサが言ったのは、作者の欲が出たせいですね。


 新たな変異株でコロナの収束が見込めない私たちの住む世界。ですが、また大勢のファンの人たちと競輪を観ることが当たり前になることを願うばかりです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

競輪の神様と非実在の競輪予想師・スペシャル 並行世界で勝負する競輪GP編 鉄弾 @e55ok3q777g1v5

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ