自分の首にナイフを当てながら告白する女の子って刺激的で素敵ですよね？？

　えっと……急ぎ目で読んだのでちょっと展開はうろ覚えななのですが、概ね下記のような話だったように思います……。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


「三田君、私と付き合ってください！　付き合ってくれなければ……私、このナイフで首を切って死にます！」
「ええ！？　何を言っているの水田さん！？　ナイフを持った女の子なんてヤンデレ一直線、俺を脅しにくるのかと思ったら、自分が死ぬの！？」
「はい！　死にます！　三田君と付き合えないなら生きている意味がないので！」
「待って待って！　そんなに朗らかに笑いながら死にます宣言しないで！　登場シーンをインパクトのあるものにしたい気持ちはわかるけど、方向性がきっと間違っているよ！」
「何をメタな話をしているんですか？　くだらない話をしていないで、早く答えをください。「はい」または「イエス」、もしくは「結婚しよう」、どれですか？」
「選択肢に否定がないどころか、肯定以外だと婚約しちゃうの！？」
「さ、流石に、学校の屋上で、誰も見ていないからって、『俺は言葉よりも行動で答えるんだ。脱げ』だなんて……大胆すぎます……」
「誰もそんなこと言ってないけどね！？　妄想が突き抜けすぎて誰も展開について来られないよ！」
「なるほど。ならば、こんなナイフは捨てて、こう言いましょう。『私と付き合ってください。さもないと、この場で全裸になりますよ？　そして、もう許してください……って大声で叫びますよ？』と」
「傍から見たら俺がいたいけな女の子を辱めている構図！　やめて！　俺の高校生活どころか今後の社会的生命の危機だから！」
「じゃあ、付き合ってくれるんですね？」
「もうそれでいいよ！」

　と、いうことで。
　俺、三田雄太と、とびきりの美少女、水田花のお付き合いが始まった。
　そして、その日から水田は俺にべったりになり。
　あるときには。

「おはよーございます！　朝ご飯を作りにきました！」
「家の場所を教えたことないのに！？」
「え？　知らないとでも思ったんですか？」
「ひぇっ」

　またあるときには。

「え……友達と一緒に帰るから私とは帰れない……？　それ、本当にただの友達ですよね……？　もしかして、女……？」
「本当にただの男友達！　女の子は登場しない！　急に目のハイライトを消すのはやめてー！」
「いやですねぇ、消えたのは私の中の自制心と良心と他人の命を尊ぶ心です」
「もっとやばいやつ！？」

　なーんて出来事もあり。
　俺と、水田さんのイチャ怖ラブコメな日常が始まっていく……。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

　あれ、なんか違うような……でもところどころは合っているような……。
　主人公はもう少しおとなしかったかな？　ヒロインももう少し普通の女の子だたような……。
　気になりましたら、本編でご確認いただければと思います。
　どうぞ～。